この記事では2019年7月に発売になったベースフード株式会社より発売になった、完全食BASE NOODLE(ベースヌードル)を実食した感想を書いています。
Base Noodle(ベースヌードル)はBASE PASTA(ベースパスタ)がリニューアルした製品ですが、何がどう生まれ変わったのか、味・調理時間・栄養・値段にフォーカスしてレビューしていきます。
Contents
完全食BASE NOODLE(ベースヌードル)とは?
2020/7/13追記
完全食BASE NOODLE(ベースヌードル)は完全食Base Pasta(ベースパスタ)へと生まれ変わったため、発売中止となりました。
新商品のBase Pasta(ベースパスタ)については次の記事を参照お願いします。
完全食BASE NOODLE(ベースヌードル)とは、ベースフード株式会社が製造販売している製品で、完全食BASE PASTA(ベースパスタ)がリニューアルした商品になります。
「完全食」を定義するのは難しいですが「単一の食事で必要な栄養素を全て賄うことができる」という意味だと思っていただければ問題ないと思います。
効率化・合理化の進む現代ですが、一方で健康に対するニーズも年々高まっています。効率・合理化と娯楽の食事という、相反する領域を混ぜ合わせることに成功したのが「完全食」と言っても良いでしょう。
元々完全食は、アメリカで「SOYLENT」という商品が発売されたことに端を発しています。「Soylent」は日本では発売されておらず、その間に株式会社COMOから「完全食COMP」、日清フーズから「完全食All in pasta」、そしてBASE株式会社からBase Bread(ベースブレッド),Base Pasta(ベースパスタ)が発売され、このBASE NOODLE(ベースヌードル)が発売されるという経緯になっています。
ベースフード株式会社では2分でわかるbase foodという動画を公開しています。ベースフード株式会社がどういったコンセプトでこの商品を開発したのかが良く分かりますので、ご覧になってください。
恐らくこのリニューアルは、前身であるBase Pastaが不味すぎたから商品を刷新したのだと思われますが、果たしてその味はどうなってしまったのか?値段・栄養・コスパなどの観点と併せてレビューしていきます。
完全食BASE NOODLE(ベースヌードル)を実際に作ってみた
今回私が注文したのはBASE NOODLE(ベースヌードル)4食と、特製ソース4種類です。
特製ソースは4食単位で注文可能、というかソースは4種類セットでしか注文できないので、特製ソースを頼むとこの4種類が必ず届きます。
特製ソースは様々な味が取り揃えられていて次の4種類が送られてきます。
- ボロネーゼソース
- アンチョビのソース
- 中華風あんかけソース
- ピリ辛台湾まぜそばソース
実際に届いた商品(特製ソース)の写真がこれです。
届いた麺を開封するとこんな感じ。モンブランみたいw
Base Noodle(ベースヌードル)は生麺です。
茹で時間は3分間。ただ、1リットルのお湯を沸かす時間は5分くらいかかりますので調理を始めてから8~10分くらいで食べられるようになると考えていただいて良いです。
沸かしたお湯にBASE NOODLE(ベースヌードル)を放り込んで茹でること3分。
これにソースをかけていきます。
ボロネーゼソース
アンチョビソース
台湾まぜそば・・はちょっとわかりにくくてすいません。
中華風あんかけ
BASE NOODLE(ベースヌードル)を調理して実食した味の感想
4種類の味をそれぞれ調理してみましたが、感想を述べます。
リニューアル前の商品であるBase Pasta(ベースパスタ)に比べるとパスタ自体の食感や味は随分改善されているように感じました。
Base Pasta(ベースパスタ)は食感がゴムのような感じで噛むとブチブチ切れていく感触がありました。しかし今回のBase Noodle(ベースヌードル)に関しては食感による不快感はなく、ゴムのような食感もなっています。
しかしそれでも、例えば市販のマーマ・スパゲティなどに比べると甘味に欠けており味が落ちるのは否めません。
次にソースを見てみましょう。
Base Noodle(ベースヌードル)は4種類のソースがセット販売されています(現在は販売されていません)。
美味しかった順番で言えば次のとおりです。
- ボロネーゼソース
- アンチョビのソース
- 中華風あんかけソース
- ピリ辛台湾まぜそばソース
ピリ辛台湾まぜそばソースは正直食べられなかったです。
残り3種類は「不味くはないかなぁ」という程度で「美味しい」とは表現できませんが、これで栄養摂取できているなら食べられる、というレベルです。
それでもリニューアル前のBase Pasta(ベースパスタ)は購入して、食べずに捨ててしまったことを考えると、随分と味に関しては改善されています。
ソースは、4種類まとめてしか購入できない(味を選べない)のが辛すぎです。台湾まぜそば食べられない笑
なので市販のソースをかけたほうが間違いなく美味しく食べられます。私のオススメは青の洞窟ボロネーゼソースです。
完全栄養食のベースヌードル食べてみたんだけど案外美味しい。最初においがちょっと気になるかと思ったけどソースと絡めたら気にならなくなった。
— Breezin (@Breezin_Ren) August 28, 2019
ベースヌードルは食べ方にもよるよね。あんましなパスタソースだともう食べたくないと思うだろうなあ。しかも前のは食感の好みがだいぶ分かれる感じだったし。
— おがしん(グッドクッキングガイ) (@ogasin) August 27, 2019
ベースパスタがモデルチェンジしてベースヌードルになってた。
ベースパスタっていう商品ブランドを捨てるリスクを背負ってまでの商品変更…勇気あるなー
味は前モデルよりはおいしいかな、前モデルは腐った梅干しみたいな匂いしてたし。゚(゚´ω`゚)゚。 pic.twitter.com/qraXanBRBC— とく☔←お天気予報 (@yoshi_anm) August 14, 2019
2020/02/04追記:ソースはなくなり、ヌードル単品での販売になりました。購入者が自分でお好みのソースをかけて食べる必要があります。
Base Noodle(ベースヌードル)の値段
さて気になるBase Noodle(ベースヌードル)のお値段ですが・・・
Base Noodle(ベースヌードル)は1食390円、特製ソースは4つで800円、全て税込みです。
つまりBase Noodle(ベースヌードル)1食にかかる費用は麺390円にソース200円の合計590円(税込)ですね。
必要な栄養素をすべて摂ることが出来、1食590円ならランチのお値段として考えると悪くはないですよね?
しかしソースは1食200円の価値は無いと思いますので、麺だけ購入して百均のソースをかける、または味を追求するなら青の洞窟のソースでも購入したほうが良いでしょう。
Base Noodle(ベースヌードル)の調理時間
Base Noodle(ベースヌードル)の調理時間は8~10分程度です。
茹で時間が3分ですが、1リットルのお湯を沸かすのにガスコンロ等を使用すると5分程度かかるためです。
お鍋がないとベースヌードルが食べられない点は残念ながらマイナスです。
他の完全食と比較しても調理時間は長いですしね。時短という観点を考えると、例えば同じベースフード株式会社から発売されているBase Bread(ベースブレッド)の方をオススメしたいと思います。
Base Bread(ベースブレッド)は調理時間0分ですからね。この記事の最後にリンクを貼っておきますので興味ある方はどうぞ!
Base Noodle(ベースヌードル)の栄養
次は栄養面について見ていきましょう。
Base Noodle(ベースヌードル)の栄養は厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準」を満たしているかを考察しました。
公式HPによるとBase Noodle(ベースヌードル)1食に含まれている栄養素は上記画像のとおりです。
その栄養素が「日本人の食事摂取基準」の三分の一の量の何%を満たしているかを表にしてみました。
「日本人の食事摂取基準」の1/3を1として青丸で表示、Base Noodle(ベースヌードル)の栄養素をオレンジで示しています。
このグラフからもわかるようにBase Noodle(ベースヌードル)は幅広く栄養を摂取できるように設計されていることがわかります。
そして、グラフからわかるようにモリブデンとビタミンCが突き抜けているため過剰摂取を心配される方がいるかもしれませんが、仮にBase Noodle(ベースヌードル)を1日3食摂ったとしても、厚生労働省が定める各栄養素の一日の上限量には満ちません(ビタミンCは水溶性ビタミンであり、容易に体外へ排出されるため上限設定がない)。
ですので安心して摂取していただける食品と言えます。
カロリー不足が懸念される
しかしながらBase Noodle(ベースヌードル)は食料品として欠点が1つあります。それは1食あたり熱量が377kcalしかないことです。
人間が1日に生きていくのに必要な摂取カロリーは成人の方で2000kcal以上必要(年齢性別によって誤差あり)です。
ですので、仮にBase Noodle(ベースヌードル)を1日に3回摂取しても、それだけでは生きていくことはできません。
しかしながら現代の日本は栄養過多による肥満も問題視されており、健康的に体重を減らしたいという方、つまりダイエットを志している方にはこのBase Noodle(ベースヌードル)はオススメな商品と言えるでしょう。
一方で食事を単なる食事を時間の無駄、コストだと考え、いわゆる完全食だと思ってベースヌードルを摂取することはその目的には合致していないと言えます。
完全食Base Noodle(ベースヌードル)の三大栄養素
厚生労働省は三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)それぞれから摂取すべきカロリーの摂取割合の目安を公表しています。そこでBASE Noodle(ベースヌードル)が厚生労働省の目安に適合しているかを検証してみました。
次のグラフは運動量が平均的な男性(2640kcalを摂取)と女性(1953kcal)が1日の食事を全てBASE Noodle(ベースヌードル)から摂取した場合、何gの三大栄養素を摂取しているか、そしてそれは厚生労働省が定める摂取量に適合しているのかを調べたグラフです。
BASE Noodle(ベースヌードル)はカロリーが低いので三大栄養素が不足するのは当たり前の結果なんですが、しかし女性の1日タンパク質量の目安はクリアしています。
そして糖質が相対的に低いことがわかりますね。
つまりBASE Noodle(ベースヌードル)はカロリーの割にタンパク質は多め、糖質は低めに製造されていることがわかります。
糖質ダイエットをされている方には適した食事であると言えますね。
完全食Base Noodle(ベースヌードル)のコスパは?
これまで完全食Base Noodle(ベースヌードル)の味・値段・調理時間・栄養について述べてきましたが、それらをまとめて完全食Base Noodle(ベースヌードル)が買いなのかを見ていきたいと思います。
味 | 調理時間 | 値段 | 栄養 |
美味しくはないが食べられなくもない | 8~10分 | 390円+ソース代 | 栄養素は十分だがカロリーは不足 |
リニューアル前の商品であったBase Pasta(ベースパスタ)から味が大幅に改善されたのは嬉しいことです。
個人的には同じ完全食である日清のオールインパスタよりは美味しいと感じています。
ただやはり麺を茹でるという行為が必要になるのでオフィスでのランチ等には適していません。どうしても家庭内での食事を想定せざるを得ません。
値段に関しては許容範囲です。100均のソースを利用するなどすれば1食500円未満で済んでしまうのは魅力的です。
そして栄養面では厚生労働省が公表している必要栄養素をすべて満たしており、なおかつ1日上限量を越える栄養素もないので非常にバランスの良い食品であると言えます。
ただ、カロリー面が不足してしまうので、これだけを食べて生きていくことはできません。逆にダイエットなどを想定している方にはカロリー面が優れた食品ということになるので、そういった方にはオススメできる商品です。
どちらかと言えばBase Pasta(ベースパスタ)よりはベースブレッドの方がオススメなので、よろしければ参考にどうぞ。
記事⇒【レビュー】完全食BASE BREAD(ベースブレッド)は買いなのか?
完全食に超低コスト・低カロリー・高栄養を求めるなら
同じ完全食で低コスト・低カロリー・高栄養を求められる方、つまりは健康的にダイエットをされたい方やとりあえず栄養だけ急速補給できれば良いという方には、バランサー(BALANCER)をお勧めします。
1日(1食ではなく)あたり155~173円で必要な栄養素はほぼ摂取できる商品になっており、
味は市販のバナナジュース程度には美味しいです。
詳細は別途記事にしていますので読んでいただければ幸いです⇒完全食バランサー(BALANCER)の栄養や1食あたりの値段・味をレビュー
また全ての完全食の味・値段・カロリーや栄養素を徹底的に比較したページを作成しました。
ご覧いただければ幸いです。