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完全食を個別に解説

Base Pasta(ベースパスタ)は本当にまずいのか?をレビュー|コスパを検証

投稿日:2019年5月2日 更新日:

ベースパスタボロネーゼ

この記事では、ベースフードより発売されている「完全食ベースパスタ」がどのようなものなのか、味・値段・栄養・そしてコスパについてレビューをしています。

完全食Base Pasta(ベースパスタ)とは

完全食ベースパスタとは、ベースフード株式会社が製造販売している「完全食」です。

完全食Base PASTA(ベースパスタ)は2019年7月に完全食BASE NOODLE(ベースヌードル)にリニューアルされましたが、2020年4月に再びBASE NOODLE(ベースヌードル)が販売中止になり、Base PASTA(ベースパスタ)として販売再開されておりますので、この記事では2020年4月に再販売されている完全食Base PASTA(ベースパスタ)について記事を書いています。

結論から言えば完全食Base Pasta(ベースパスタ)は次のことが言えます

  • 2020年4月から発売された完全食Base Pastaベースパスタは実質3代目の商品
  • リニューアルされるごとに味が美味しくなっており、完全食の中では美味しい商品と言える
  • 茹でる時間が圧倒的に短い

なぜ上記のように言えるのか、本記事で解説していきます。

「完全食」を定義するのは難しいですが「単一の食事で必要な栄養素を全て賄うことができる」という意味だと思っていただければ問題ないと思います。

時間に追われる現代において、健康的な生活は生きていくうえで重要な要素の一つです。しかしながら、外食にせよ自炊にせよバランスよく栄養素を摂取することは時間の有効活用を求められる日々の生活では、それをクリアすることは難しいでしょう。

「忙しいけれども健康的な食事を摂りたい」という現代人の要望に応えるように現れたのが「完全食」であり、ベースフード株式会社が販売している商品の1つがベースパスタになります。

完全食Base Pasta(ベースパスタ)を実際に作ってみた

ベースパスタを注文すると、パスタとソース・そして小冊子が箱に入って届きます。

ベースブレッド箱

箱をあけると注文したパスタとソースが入っていました。

ベースパスタ

2020年4月のリニューアルより、BASE PASTA(ベースパスタ)の麺は2種類に増え、アジアンとフィットチーネから選択できるようになりました(下記画像はフィットチーネ)。

フィットチーネ

アジアンは麺が細く、そば麺をイメージしていただければわかりやすいと思います。
一方でフィットチーネは平打ちパスタで、うどんやきしめんを想起させる麺ですね。

以前のベースパスタは麺とソースをセット販売しており、「麺にソースをかけて食べてね」というスタンスでしたが、リニューアルしてからは画像のようにそれぞれの麺にあった市販のパスタソースを紹介するなど、ソースの開発はあきらめてしまったんじゃないかと思えるような、麺の販売を前面に押し出したスタンスへ変更しています(ソースも販売しています)。

ベースパスタのソース

ベースパスタの特徴の1つとしてあげられるのは生麺である点です。
同じ完全食である日清のオールインパスタは乾麺で、茹で時間が6分かかりますが、BASE PASTA(ベースパスタ)は生麺なので時間が茹で短縮されており、アジアンなら1分、フィットチーネは2分で茹で上がるのはありがたいところです。

多めの水1ℓを沸かし、そこにベースパスタを放り込みます。

ベースパスタを茹でる

次の画像が完成したベースパスタアジアン麺+ボロネーゼです。

ベースパスタボロネーゼ

次の画像はベースパスタフィットチーネ+青の洞窟カルボナーラです。

ベースパスタカルボナーラ

市販のパスタと異なり、色が茶色をしています。栄養が入ってそうな気分になりませんか?笑

完全食Base Pasta(ベースパスタ)を調理した感想|味は・・?

さて、いくら栄養素が摂れると言っても肝心の味が不味くては話になりません。

さて、気にある味は・・

市販のパスタと比べると味は落ちるけれど、食べられなくはないし完全食の中では美味しい部類に入ります

とういのが正直な感想です。

完全食ベースパスタが発売された当初は麺に苦みがあり正直食べられたものではなかったのですが、ベースヌードルを経て新たにベースパスタとして再発売された今回の商品は、当初と比べると味が圧倒的に改善されています。

また以前のBASE PASTA(ベースパスタ)は食感に関しても少しもちもちし過ぎというか、ゴムを噛んでるような感じで歯ごたえで、通常のパスタ麺とは大きく異なり、小麦粉をそのまま水で溶かして固めているような感じでしたが、今回のベースパスタは食感に関しても不快感が軽減されています。

ただ今回初めてBase Pasta(ベースパスタ)を注文される方は「こんなの全然パスタじゃない!」と思われるかもしれません。

基本的に完全食は時短と栄養補給を目的とした商品ですので、あまり味には大きな期待を寄せない方が良く、パスタだと思って食べるのではなく「パスタの形をした何か」と思って食べていただいた方が幸せな気持ちになれるでしょう。

BASE NOODLE(ベースヌードル)の類似商品に日清の「ALL-in-Noodle(PASTA)」がありますが、麺だけで言えばBASE NOODLE(ベースヌードル)の勝ちと言えます。

【完全レビュー】日清の完全食All-in-PASTA(オールインパスタ)を食べた感想|味やコスパはどうなの?

もちろん味覚は個人によって異なりますので、美味しいと思う方もいらっしゃると思いますのであくまで個人の感想ですが。

Twitterでも様々な声があがっていますので、貼りつけておきます。

完全食Base Pasta(ベースパスタ)の値段と調理時間

ベースパスタの値段と調理時間についてお話しておきます。

ベースパスタはパスタが1食390円(税込)で、ベースパスタ専用ソースが200円ですので合わせて1食当たり590円(税込)になります。
必要な栄養を摂取できて、1食590円というのはまずまずの価格なのではないでしょうか?

ただソースを自作したり100均の商品に変更するなどすれば、コストダウンを図ることは可能です。

そして調理時間ですが、水1リットルを沸かす時間が6~7分、麺とパスタソースがそれぞれ1~2分茹でる&温めるのにかかる時間となりますので、調理の所要時間は8~10分程度となります。

調理時間に関しては手頃だと思いますが、「麺を茹でる」という行為が例えば職場などでは難しくなりますので、現段階ではあくまで「家庭用」ということになってしまいます。

完全食Base Pasta(ベースパスタ)の栄養

ベースパスタの栄養素については公式HPに掲載されていなかったのですが、ベースパスタのパッケージ裏に記載がありましたので、その数値を元にBase Pasta(ベースパスタ)の栄養を探っていきます。

ベースパスタの栄養

BASE PASTA(フィットチーネ)1袋に含まれる栄養素は次の通りです。

栄養素 栄養素量(栄養素等表示基準値を満たす割合)
エネルギー 383kcal (17%)
たんぱく質 29.8g (37%)
脂質 8.8g (14%)
n-3系脂肪酸 0.9g (43%)
n-6系脂肪酸 3.3g (36%)
炭水化物 48.5g (15%)
糖質 41.6g
食物繊維 6.9g (36%)
亜鉛 3.6mg (41%)
カリウム 2.34g (84%)
カルシウム 267mg (39%)
クロム 5.5μg (55%)
セレン 27.1μg (97%)
5.2mg (76%)
0.4mg (44%)
食塩相当量 0.1g (1%)
マグネシウム 134mg (42%)
マンガン 3.3mg (86%)
モリブデン 46.9μg (188%)
ヨウ素 108μg (83%)
リン 392mg (44%)
ナイアシン 14.7mg (113%)
パントテン酸 3.8mg (80%)
ビオチン 36.6μg (73%)
ビタミンA 366μg (48%)
ビタミンB1 1.1mg (95%)
ビタミンB2 0.8mg (54%)
ビタミンB6 1.1mg (85%)
ビタミンB12 1.2μg (50%)
ビタミンC 169mg (169%)
ビタミンD 3.0μg (54%)
ビタミンE 5.1mg (81%)
ビタミンK 70μg (47%)
葉酸 171μg (71%)

これをレーダーチャートにすると次のようになります。

リニューアル後ベースパスタ栄養表

非常にバランスよく栄養素が摂取できることがわかります。
栄養素によっては厚生労働省の定めるところにより1日に摂取してもよい上限を設けてられている栄養素がありますが、仮にベースパスタを1日3回食べたとしてもその上限にはいずれの栄養素も引っかかることはありません。

この点は葉酸過剰になってしまう日清の完全食「オールインパスタ」よりも優れていると言えます。

Base Pasta(ベースパスタ)の三大栄養素とカロリー

しかしながら、必要な栄養素を全て摂取できたとしても、それは生きていくのに必要なカロリーを賄えていることにはなりません。

ベースパスタの麺(フィットチーネ)は383kcal、パスタソースはソースによって違いますが150kalと計算しても合わせて533kcalしかありません。

人間が1日に必要なカロリーは2,000kcal程度ですので、ベースパスタを1日3回食べたとしても、約1,600kcal程度です。
ベースパスタに肉や野菜を追加するなどの工夫が必要となるでしょう。

次の画像はBase Pasta(フィットチーネ)の三大栄養素が、厚生労働省の定める糖質・脂質・タンパク質の必要摂取量をどの程度満たしているかを示したグラフです。

新BasePastaの栄養素

女性・男性に必要な摂取量をそれぞれ青と緑で示し、ベースパスタに含まれる三大栄養素をオレンジで示しています。

女性の場合タンパク質のみ必要摂取量を満たしていますが、男性は三大栄養素全て満たすことができていません。

麺だけではカロリーが不足するため、当然三大栄養素も不足するのは当たり前なのですが、麺に具材を載せるなどの工夫を行う必要があることがわかります。
しかし、逆に言えばベースパスタだけを食べることはカロリーが不足するためダイエットには適しているとも言えるでしょう。

完全食Base Pasta(ベースパスタ)のコスパは?

これまでベースパスタの味・調理時間・値段・栄養について書いてきましたのでまとめてみたいと思います。

調理時間 値段 栄養
完全食の中では美味しい 8~10分程度 1食590円 必要栄養素は摂取できるがカロリー不足になりがち

コスパに関しては十分アリだと思います。

強いて言うならば調理時間が「手軽」と言えなくもないのです。
例えば電子レンジで温めて調理できるBASE BREAD(ベースブレッド)であれば20秒で調理が完了します。

一方でBase Pasta(ベースパスタ)は鍋やコンロなどの調理器具が必要となり、職場によっては昼食としては不適切な商品となってしまいます。

当ブログでは同じベースフード株式会社が発売している、BASE BREAD(ベースブレッド)についても記事を書いていますので参照いただければと思います。

【レビュー】完全食BASE BREAD(ベースブレッド)は買いなのか?|美味しさが改善された!

正直、パスタよりもこちらのBASE BREAD(ベースブレッド)の方がオススメです。

また今までに発売されている完全食を全て比較したページを作成していますのでご覧いただければ幸いです。

【全ての完全食を比較】完全食とは何か?完全食10種類を徹底分析

完全食に低コスト・低カロリー・高栄養を求めるなら

同じ完全食で低コスト・低カロリー・高栄養を求められる方、つまりは健康的にダイエットをされたい方やとりあえず栄養だけ急速補給できれば良いという方には、バランサー(BALANCER)をお勧めします。

1日(1食ではなく)あたり155~173円で必要な栄養素はほぼ摂取できる商品になっており、味は市販のバナナジュース程度には美味しいです。

完全食バランサー(BALANCER)の栄養や1食あたりの値段・味をレビュー

参照いただければ幸いです。

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