ヤクルトタフマンの効果、購入方法、マークの謎を解き明かす

タフマン。

名前からして強そうな健康食品であるヤクルトの「タフマン」ですが、飲むとどのような効果が得られるのでしょうか？

また購入方法やタフマンにラベルに表記されているマークの意味も解説します。

タフマンは全部で4種類あるけどどれを選ぶ？

結論から言いいます。

もし私がタフマンシリーズから1本選んで購入するなら、間違いなくタフマンスーパーを買います。

理由は記事の中で説明していきたいと思います。

タフマン4種類を比較した

ヤクルトから販売されている「タフマン」ですが実は4種類のラインナップがあり、値段や成分が異なります。

まずはタフマンは種類によってどのような違いがあるのかを表にまとめました。

タフマン4種類に含有されている成分の効果を解説

タフマンは健康食品ですので、この記事をご覧の方は「体に良い」効果を期待してタフマンを飲もうとされているのだと思います。

そこでまずタフマンを飲むとどのような効果が得られそうなのか、解説をしていきます。

タフマンの成分のうち効果が得られる見込みがあるのは次の4種類です。

• ビタミンB6
• カフェリン
• ローヤルゼリー
• 高麗人参

結論から言えばタフマンは高麗人参ありきの商品なのですが、上から順に解説をしていきます。

タフマンは全てビタミンB6を含む栄養機能食品

タフマンは栄養機能食品です。

栄養機能食品とは、特定の栄養素が厚生労働省の設定した基準値を満たしていれば表示できる健康食品のことです。

2019年現在で対象となっているの栄養素はビタミン類やミネラル類でタフマンの場合はビタミンB6が基準値を満たしているため、「栄養機能食品」と表示することが可能になっています。

決して高麗ニンジンやローヤルゼリーが栄養機能食品の栄養素として設定されているわけではありませんのでご注意ください。

ちなみにビタミンB6は、日本人の食事摂取基準によれば成人男性（18～29歳）の場合1日摂取推奨量が1.4mg、耐容上限量が55mgです。

タフマンは1本あたり3mgのビタミンB6が含まれているため、タフマンを1本飲めば1日推奨摂取量はクリアできることとなります。

ビタミンB6は不足すると皮膚炎・舌炎・口内炎などの皮膚症状、うつ状態・錯乱・脳波異常などの神経系症状が起こる場合があり、タフマンを飲めばビタミンB6不足に起因する症状を予防できることになります。

タフマンに含有されているカフェインには何の効果があるのか？

医薬品として販売されているカフェインの場合1回100～300mgを1日２～3回服用することにより、ねむけ、倦怠感、血管拡張性の頭痛などに効果があります。

またコーヒー一杯(120ml)に含まれるカフェイン量は85mg程度です。

4種類あるタフマンシリーズのうち、カフェインを含有する飲料はタフマンのみです。

しかしタフマンのカフェイン含有量が21mgと少なく医療用医薬品の効果を得るための用量に全く達していないため、その効果は不明です。

タフマンに含有されているローヤルゼリーには何の効果があるのか？

4種類のタフマンのうち「タフマンスーパー」にはローヤルゼリーが含有されています。

ローヤルゼリーの効果については諸説ありますが、例えば東北大学の研究によれば抗認知症効果があることが明らかにされています。

タフマンの高麗人参は何の効果があるのか？

「タフマン」とう名前から、スポーツやハードな仕事を行うサラリーマン、試験前の学生など疲労回復が必要な方々をターゲットにしていると予測されます。

CMにも欅坂が出演して激しいダンスを披露していますしね。

CMを見た消費者がタフマンに期待するのは強壮作用でしょう。

タフマンに含有される成分のうち強壮作用が期待される成分が「高麗人参」です。

薬機法上の制限があるため「タフマン」は効果効能を謳うことができませんが、ヤクルトがタフマンで売りにしているのは高麗人参の強壮作用であると推測されます。

高麗人参の有効成分の主となるのはサポニン（ニンジンサポニン）であり、サポニンには次のような効果があります

• 健胃
• 強壮（免疫力向上）
• 鎮静
• 血糖調整
• 血圧調整

ただ副作用として高血圧症状があるので、高血圧の人は摂取しないほうが良いです。

サポニンのうち「ジンセノサイドRb群」は中枢神経に対して抑制的（鎮痛・血圧下降など）に、「ジンセノサイドRg群」は興奮的（疲労回復など）に作用します。

しかし国民生活センターが平成19年に高麗人参を含む健康食品を対象に行った調査によれば、同じ高麗人参を含む健康食品であっても、ジンセノサイドRb群、Rg群が含有される量はバラバラでした。

またヤクルトに問い合わせた結果、タフマンシリーズに含有されているジンセノサイド群の量はデータがないということでした。

ですのでタフマンシリーズの場合も単純に「高麗人参が〇〇g入っているので疲労回復や血圧調整効果がこれだけ見込める」と推定することはできません。

ただタフマンが高麗人参100mgを含有しているのに対し、タフマンスーパーは1000mgの高麗人参を含有しているため、上記にあげたような高麗人参の効果が見込める可能性はタフマンスーパーの方が明らかに高いと言えるでしょう。

また、参考までに大塚製薬が販売しているサプリメントの「ネイチャーズソース高麗人参」の場合、1日2粒で乾燥高麗人参根が1226mg含有されています。

単純に高麗人参の量だけを比較すると、タフマンスーパーを飲めば大塚製薬のサプリメントと同等程度の高麗人参を摂取できることになります。

ちなみにタフマンVとタフマンフレッシュには高麗人参エキスが使用されているため、タフマンやタフマンスーパーと高麗人参の用量（効果）を比較することはできません。

そこでヤクルトに問い合わせたところ、タフマンVには50mg、タフマンリフレッシュには100mg相当の高麗人参が含有されているとのことでした。

つまりタフマンに含有されている高麗人参の量を並べると、タフマンV＜タフマン＝タフマンリフレッシュ＜＜タフマンスーパ、ということになります。

私がタフマンシリーズの中ならタフマンスーパーを選ぶ理由はこれです。

タフマンを購入する際は「タフマン＝高麗人参による疲労回復」を期待しますし、であれば高麗人参がサプリメントと同程度含有されているタフマンスーパーを選択するのは自然だと言えるでしょう。

タフマンにアルコールが入っているけど運転前に飲んで大丈夫？

タフマンとスーパータフマンにはアルコールがそれぞれ0.7%と0.4%含有されています。

そう聞くと「タフマン飲んで車を運転したらまずいんじゃないの？」という声が聞こえてきそうです。

食品衛生法によればアルコール1％未満の飲用液体物は清涼飲料水扱いになります。

しかし清涼飲料水であってもあなたが運転中に検問にひっかかり、呼気1リットルに対して0.15mg以上のアルコールが検知されてしまえば、酒気帯び運転と判定されてしまいます。

では実際にタフマンを飲んで車を運転すると酒気帯び運転となることはあるのでしょうか？

ノンアルコールビールは飲酒運転になるのか？という記事では、体重60kgの人がアルコールを0.8％含む飲料水を摂取した場合、何ml摂取すれば酒気帯び運転となるのかをシミュレーションしています。

上記検証では、アルコール0.8％の飲料水は約1,874ml摂取すると酒気帯び運転となる可能性を示唆しています。

タフマンの場合1本が110mlで、アルコール度数も0.8％より低いため、タフマン1本を飲んでも酒気帯び運転と判断される可能性は極めて低いと予測できます（タフマンを一気に20本以上飲めば酒気帯び運転になるかもしれませんが）。

タフマンのマーク（ロゴ）の意味は・・？卑猥な絵なの？

次にタフマンに描かれているイラストについて解説します。

タフマン正面に大きく記載されている黄色いマーク。

これはいったい何なのでしょうか・・？

一部では卑猥なイラストではないかと言われていますが・・？

公式HPに回答が掲載されていましたね。

え・・？

水だったのこのマーク？

このイラストだとどう考えても・・何もないです。

タフマンはどこで買えるの？売ってない？

この記事を読んでタフマンを是非買ってみようと思ったあなた。

このツイートのようになってませんか？

タフマンってどこに売ってるの。売り場がわからん。コンビニやらドラッグストアで栄養ドリンクコーナーを何度か見ていたが、見当たらない。僕はなにか勘違いしているのか？　それともたまたまなのか？

— k4 (@k_4) October 22, 2015

結論から言えばタフマンはスーパーやコンビニの栄養ドリンクコーナーで売っています！

ヤクルトはヤクルトレディからしか購入できない配達専用商品もあるのですが、タフマンシリーズは配達専用ではないため一般の小売販売店から購入可能です。

どうしても見つからない場合はヤクルトレディによる宅配も可能ですので頼んでみてはいかがでしょうか？

タフマンの効果をより手軽に得るには

タフマンシリーズの主な効能は高麗人参によるもので、健胃・強壮（免疫力向上）・鎮静・血糖調整・血圧調整作用などが見込まれます。

購入をするのであればタフマンスーパーをお勧めしたいですが、希望小売価格は税別143円と高めです。

ネットで購入するなら40本入を購入したほうが良いでしょう。

ヤクルトには申し訳ないのですが、強壮効果を期待するなら高麗人参のサプリメントを購入した方が得です。

記事中にも紹介た大塚製薬の高麗人参は1日1226mgの高麗人参を摂取でき、送料込みでも1日あたりの費用は約42円と１／３以下に節約できます。

タフマンは栄養機能食品ですが、それはビタミンB6が含有されているからです。

ビタミンB群のサプリメントであれば90日分で500～600円程度で販売されているため、1日約6円です。またビタミンB群のサプリメントにはビタミンB6以外のビタミンB群も含有されているため、高麗人参とビタミンB群を一緒に購入して服用したほうがコスパ良好で得します。

以上でタフマンの解説を終わります。