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完全食を個別に解説

【レビュー】完全食BASE BREAD(ベースブレッド)は買いなのか?|美味しさが改善された!

投稿日:2019年8月7日 更新日:

ベースブレッド

今回の記事で紹介するのは完全食BASE BREAD(ベースブレッド)です。この商品の味・値段・栄養・腹持ち・実食した感想などについてレビューしています。

コンビニで発売されているパンと何が違うのか、コスパは良いのか、などを解説していきたいと思います。

リニューアルし続ける完全食BASE BREAD(ベースブレッド)

この記事では完全食BASE BREAD(ベースブレッド)をあらゆる観点から評価し、購入すべき商品であるのかを解説しています。結論から述べると次のことが言えます。

  • 完全食BASE BREAD(ベースブレッド)は2020年3月10日に2回目のリニューアルを行い、現在3代目である
  • 味はチョコとプレーンがありチョコ味の評判が良いものの、2代目のベースブレッドと比較すると少し落ちる
  • 調理時間は完全食の中では随一と言える
  • 値段も1食400円と安い部類に入る

なぜそう言えるのかを本記事で解説していきます。

完全食の定義は少し曖昧なのですが、「それだけを食べ続けていても生きていくことができる、人間に必要な必要な栄養素が含有された単一の食品」と理解していただければ良いかと思います。

そもそも完全食は2013年にアメリカで発売されたSOYLENTに端を発しています。

このSOYLENT、米国では大ヒット商品になっていますが日本では今のところ発売されていません。そこで日本でもCOMPが完全食として参入、続いてベースフード株式会社がBASE PASTAとBASE BREADを発売するなど完全食市場は活況を呈しています。

実はBASE BREAD(ベースブレッド)が最初に発売されたのは2019年3月のことでした。
新しい者好きの私は早速ポチって食べてみたのですが・・不味い。不味すぎる。穀物を食べる動物のような気分になり、大変申し訳ない気持ちもあったのですが、1個だけだべて残りは全て捨ててしまいました

つまり、当初発売されたBASE BREAD(ベースブレッド)は私にとっては無料でも食べたくない味だったわけです。

それからわずか4か月、そうした消費者の声をベースフード株式会社が拾い上げたのかは定かではありませんが、2019年7月1日よりリニューアルしたベースブレッドが発売となったのです。

リニューアル前のベースブレッドは糞マズくて捨ててしまった私は、「どうせ今回もまずいんだろう?」という思いながらもまたしてもポチってしまうのでした。

【さらにベースブレッドは2020年3月10日よりさらにリニューアルし、プレーンとチョコレートの2種類になりましたので、その2種類をレビューしていきます】

完全食 BASE BREAD(ベースブレッド)が届いたのでレビュー

ベースフードのHPから商品を注文すると、数日後商品下記のような箱に入れられて到着しました。

ベースブレッド箱

味はチョコレートとプレーンの2種類、ベースブレッドはそのままでも食べられますがより美味しく食べられるよう、レシピが書かれた紙も1枚入っています。
レシピはベースブレッドにアンコとバターを挟んで食べるなど、美味しさを追求したい方には嬉しい情報が掲載されています。

新ベースブレッド

裏面はこんな感じ。栄養素については後述しますね。

新ベースブレッド裏面

次の画像は開封後のベースブレッドですね。
左がプレーン、右がチョコレート味です。

新ベースブレッド開封後

実際にBASE BREAD(ベースブレッド)手に持つとズッシリとしています。
重さを量ると、79.9g(画像はチョコレート味)。6枚切りの食パン1枚より少し重いくらいです。

新ベースブレッドの重さ

ではさっそく調理方法に従ってBASE BREAD(ベースブレッド)を食べたいと思います。

調理方法はいたって簡単
パンを袋からとりだして、電子レンジ(500W目安)で20秒加熱して出来上がりです。

ベースブレッド調理方法

完全食を購入する人たちは、時短目的の方も多いと思いますのでこのお手軽さはとても助かります

出来上がったパンを半分に割ったのが次の画像です。

ベースブレッド断面

冬場なら湯気が写真に写ってそうですが、夏場なので臨場感があまり伝わっていない。

完全食 BASE BREAD(ベースブレッド)の味は・・?

今回のリニューアルで一番気になったのは味。

初代ベースブレッドはまずくて捨ててしまいましたが、最初のリニューアルを受けてかなり味の改善が進みました。
2度目のリニューアルともなれば、さらに味が向上していることは間違いないところですよね?

ひょっとしたら完全食業界の覇権を握れるかもしれません。

初期は糞不味かったBASE BREAD(ベースブレッド)は、今回どのような味を我々に提供してくれるのか・・・?

・・・・実食。

前回のベースブレッドより味が落ちている

ひょっとしたら初期ベースブレッドから2代目ベースブレッドの味の飛躍が大きすぎて、ハードルがあがり過ぎてしまったのかもしれませんが率直な感想を書いていきます。

まずベースブレッドプレーンですが

苦みと酸味があり味の主張が強すぎて、正直単品で食べるには「おいしい」とは言い難いです。

圧倒的に前回のベースブレッドの方が美味しかったので是非ともリニューアル前の味に戻していただきたいと切に願うばかりです。

次にベースブレッドチョコレート味ですが

レンジで温めるとチョコレートの香りが漂い、食欲をそそります。
口に入れた瞬間はチョコレートの味がするのですが、噛めば噛むほど謎の味が口の中に広がり、匂いほどはチョコレートの味がしません。

甘味よりも苦みが感じられるようになり、その苦みも美味しさを感じる「苦み」ではなく嫌な感じの「苦み」であり、よくあるチョコレートの苦みとは一線を画すものに仕上がっています。

一方で苦みや甘味が好き(特にチョコレート味)という声もあり、味の好みは個人差があるようです。

個人的にBASE BREAD(ベースブレッド)はコンビニに売っているパンの味には及ばないと感じました。
因みに前回のベースブレッドを食べた時私は次のような感想を述べています。

コンビニで売っているヤマザの食パン等と比較しても、遜色ないレベルの味に仕上がっています」

完全食は手軽さ(時短)と栄養のレベルを上げる必要があるので、味は犠牲になっていることが多い食品ですが、リニューアルされたベースブレッドもまた同様の結果になってしまいました。
ただそれでも最後まで食べられるレベルの食品ですので、完全食の中では非常に優れた商品であると言えます
つまりは完全食は最後まで食べきるのが苦痛となる商品もあるということです・・

ベースブレッド以外の完全食の味が知りたい方は、全ての完全食の味をレビューした記事を書いていますので読んでいただければ幸いです⇒全ての完全食を徹底比較

完全食 BASE BREAD(ベースブレッド)の腹持ちはいかに?

私はこのBASE BREAD(ベースブレッド)を朝の八時に朝食として1個食べたのですが、お腹がすいてきたのが11時半くらいでした。

ベースフード株式会社によると1食分で2個を想定しているようですが、私にはベースブレッド1個で十分でした。
私が朝食はほとんど食べない人間だからなのかもしれませんが、朝はベースブレッド1個でお腹が十分膨れます。

ただ後述しますがベースブレッド1個だけだとカロリーが221kcalしかありませんので、エネルギー面では1個食べるだけでは不足してしまいます。

逆に言えばダイエット目的の場合はベースブレッドを朝に1個だけ食べておけば、腹持ちが良いので健康的に痩せられるかもしれません

 

完全食 BASE BREAD(ベースブレッド)の賞味期限と保存方法

初代ベースブレッドの保存方法は非常に面倒でした。
なぜならば冷凍保存が必要だったからです。

2代目のベースブレッドではそれが改善され常温保存となっており、今回リニューアルされた3代目ベースブレッドも常温保存となっているため、容易に持ち運び可能な点はとても評価できます。

賞味期限はベースフード株式会社の公式HPによるとお届けから約一か月と記載がありますが、実際に7月10日に届いたBASE BREAD(ベースブレッド)の賞味期限は8月13日となっており、他の完全食と比較すると少し短いです。

他の完全食、例えばCOMPだと製造から半年程度の賞味期限があるため、災害時などの非常食としても有効活用できますが、BASE BREAD(ベースブレッド)は1か月以内に食べる必要がありますので注意が必要です(「賞味」期限ですので、実際にはもう少し長持ちしますが)。

完全食 BASE BREAD(ベースブレッド)の値段とコスパ

気になるBASE BREAD(ベースブレッド)のお値段は、公式HPで購入すると1食(2個入)チョコレート410円、プレーン390円+配送料

皆さんはこのお値段どう思われましたか?

私の場合BASE BREAD(ベースブレッド)を朝食として想定してますので、朝食で390円は高く感じます。
食パン+バター+卵で朝食を済ませるような人であれば、1食70円くらいで済みますからね。

腹持ちだけを考えて朝に1個だけ食べるとすると195円。
健康的な食生活をこれで送れることができるのであれば、このくらいの値段であれば出せるかなという感じです。

しかし昼食にベースブレッドを食べるのであれば、1食390円は非常に安いと言えます。

2019年の新生銀行の調査によるとサラリーマンの平均昼食代は次のとおりです。

  • 男性会社員 555円
  • 女性会社員 581円

ベースブレッド1袋で昼食を済ますことができれば、健康的かつ経済的な生活が送れると言えるでしょう。

完全食 BASE BREAD(ベースブレッド)の栄養を徹底解剖

ここからはBASE BREAD(ベースブレッド)の栄養面について解説していきます。

完全食BASE BREAD(ベースブレッド)は全ての栄養素をカバーしているのか?

下の図は、成人日本人が1食に摂取することを推奨されている各栄養素を1とした時、BASE BREAD(ベースブレッド)1袋(2個)に相対的にどの程度の栄養素が含有されているかを視覚的に表した図です。

青色が厚生労働省の推奨量、オレンジ色がBASE BREAD(ベースブレッド)1袋(チョコレート)の栄養素です。

ベースブレッドレーダーチャート2

(厚生労働省HPより成人男性が1日に推奨される栄養素の1/3を抽出しています。年齢や性別により推奨量の数値は若干異なります)

いかがでしょうか?綺麗に推奨摂取量を賄えていますね。

3代目ベースブレッドは、モリブデンの過剰摂取問題がクリアされた

チャートで示すとグラフが歪になるため抜いているのですが、BASE BREAD(ベースブレッド)にはモリブデンが1食あたり96.4μg含まれており、その数値は厚生労働省推奨摂取量の3倍以上です。

実は、初代ベースブレッドを3食食べるとモリブデンが厚生労働省の定める1日摂取上限量を超えてしまうという問題が発生していました。
3代目ベースブレッドもモリブデン含有量が多いように見えますが、1食96.4μgという数値は摂取上限量(1食当たり183μg)を下回っているため、初代ベースブレッドに見られた問題はクリアしています。

BASE BREAD(ベースブレッド)のみではカロリーが不足

しかしBASE BREAD(ベースブレッド)には栄養上の欠点が1つあり、それはカロリーの不足です。

成人の場合1日に必要な摂取カロリーはおおよそ1900~2400キロカロリーです(運動量により個人差があります)。

しかしBASE BREAD(ベースブレッド)の場合は1袋のカロリーが526kcal(チョコレート味×2)しかありませんので、他の食事でカロリーを賄う必要があります。

逆に言えばバランスの取れた食事を摂りながらダイエットしたい方に向いており、、体重を減らしたい人にはメリットと言えるでしょう。

完全食BASE BREAD(ベースブレッド)は三大栄養素をバランス良く配合しているのか?

厚生労働省は三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)それぞれから摂取すべきカロリーの摂取割合の目安を公表しています。そこでBASE BREAD(ベースブレッド)の三大栄養素が厚生労働省の目安に適合しているかを検証してみました。

次のグラフは運動量が平均的な男性(2640kcalを摂取)と女性(1953kcal)が1日の食事を全てBASE BREAD(ベースブレッド)から摂取した場合(1日3袋、合計6個ベースブレッドを食べた場合)、1日に何gの三大栄養素を摂取することになるのか、そして三大栄養素の摂取量は厚生労働省が定める摂取量に適合しているのかを調べたグラフです。

3代目ベースブレッド栄養素

ベースブレッド(オレンジ線)を1日3袋食べたとしても、男性(緑線)の場合は三大栄養素すべてが不足し、女性(青線)の場合は糖質が不足することになります。

BASE BREAD(ベースブレッド)はカロリーが低いので三大栄養素が不足するのは当たり前の結果なんですが、糖質が相対的に低いことがわかりますね。

つまりBASE BREAD(ベースブレッド)はカロリーの割にタンパク質は多め、糖質は低めに製造されていることがわかります。

このことからベースブレッドは特に糖質ダイエットをされている方には適した食事であると言えますね。

完全食 BASE BREAD(ベースブレッド)のまとめ

ここまでツラツラと書いてきましたが、完全食 BASE BREAD(ベースブレッド)は買いなのかをまとめてみたいと思います。

調理時間 値段 栄養
食べられなくはない 20秒 1食390~410円 カロリー不足に注意

3代目ベースブレッドは2代目と比較すると味が劣化しましたが、調理時間は20秒と完全食の中では最も調理時間が短いんじゃないかと思えるスピード性があります
例えばパウダータイプのCOMPやHuelの場合、パウダータイプのため水に溶かす必要があります。

値段は1袋390~410円ですが、半分(1個)食べるだけでも朝に食べる分には腹持ちは十分です。
ただカロリーが不足しているため、他の食事で賄う必要がります。

これらを踏まえると、ベースブレッドは日々の生活が多忙な方が1日に1袋程度、食事の代替として摂取するのがふさわしいと言えるでしょう。
また昼食として考えると、健康的に節約ができる商品であると言えます。

私は幸いダイエットをする必要がありませんので、継続してこちらの商品を購入することはないと思いますが、今ストックしているBASE BREAD(ベースブレッド)については美味しく朝食として摂取していきたいと思います。

完全食 BASE BREAD(ベースブレッド)はどこで買えるの?

現在のところ、完全食BASE BREAD(ベースブレッド)はベースフード株式会社の公式HPおよびAmazonで購入することができます。

しかしコンビニやスーパーなどで購入することはできません。

コンビニで買えるようになればとても便利だと個人的には思うのですが・・。

完全食に超低コスト・低カロリー・高栄養を求めるなら

同じ完全食で低コスト・低カロリー・高栄養を求められる方、つまりは健康的にダイエットをされたい方やとりあえず栄養だけ急速補給できれば良いという方には、BALANCER(バランサー)をお勧めします。

1日(1食ではなく)あたり155~173円で必要な栄養素はほぼ摂取できる商品になっており、
味は市販のバナナジュース程度には美味しいです。

詳細は別途記事にしていますので読んでいただければ幸いです⇒完全食バランサー(BALANCER)の栄養や1食あたりの値段・味をレビュー

また、全ての完全食の味・値段・カロリーや栄養素を徹底的に比較したページを作成しました。

ご覧いただければ幸いです。

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