近年、完全食がブームになりつつありますが、ベンチャー企業からのみならず日清食品グループからも生きていくのに必要な全ての栄養を手軽に摂ることのできるAll-in NOODLES(オールインヌードル)が発売になりました。
2019年3月発売のAll-in PASTAに続くこの商品の、味・値段・栄養などのレビューをしていますのでご覧ください。
Contents
完全食All-in NOODLES(オールインヌードル)3種類をレビュー
完全食とは「それのみを食べるだけで栄養学的に生きていくことが可能な単一の食事」と理解していただければ良いと思います。
日清食品からは2019年3月に同じく完全栄養食と称して「All-in PASTA」を発売しています。
記事⇒【完全レビュー】日清の完全食All-in-PASTAを食べた感想
正直な話、All-in PASTAはめちゃ不味かったので(2019年12月に味と栄養がリニューアルされて発売)、All-in NOODLES(オールインヌードル)は果たしてそれが改善されているのかが大注目です。
前回のALL-in PASTA(オールインパスタ)は一度に6個購入して失敗してしまったので、今回は1個から発注可能なLOHACOで注文しました。
8/30に商品を注文しましたが、9/1に到着したので中1日で到着した計算になります。
想像よりめちゃ早かったです。ありがてぇ。
届いた段ボールを開封すると中には商品が3つ。
3種類の味を1個ずつ頼みましたが、1つずつ丁寧の梱包されていました。
それぞれの梱包を解くと商品が3つ。色鮮やかです。
今回新発売された味は次の3種類です。
- ALL-in NOODLES ごま香る濃厚坦々まぜそば
- ALL-in NOODLES パクチー香るトムヤムまぜそば
- ALL-in NOODLES 卵黄だれとラー油をきかせたコク旨油そば
それぞれレビューしていきたいと思います。
ALL-in NOODLES(オールインヌードル)ごま香る濃厚坦々まぜそばのレビュー
まず最初に食べたのは「ALL-in NOODLES(オールインヌードル) ごま香る濃厚坦々まぜそば」です。
パッケージで辛さが5段階評価で2と記載がありましたが、辛い物が苦手な私にも食べられるのでしょうか・・?
パッケージを開封すると
- 麺
- かやく
- 液体だれ
- スパイス
- ほぐしオイル
が封入されています。が「スパイス」が実はちょっと曲者でした。
カップに麺とかやくを投入して
熱湯を注いでカップを閉め、その上に液体だれを載せたら(温めるため)6分間待ちます。
カップ麺で3分に慣れている我々にとって、6分間というのは少し長いですね。
蓋をあけてお湯切りをし、ほぐしオイルを入れて混ぜ、液体だれとスパイスをかけると下の写真のようになります。
これをよく混ぜ合わせて完成です!
完成した写真が汚くてすいませんw
ALL-in NOODLES(オールインヌードル)「 ごま香る濃厚坦々まぜそば」の味は?
肝心なのはその味ですよね。
まずお伝えしなければならないのは・・辛い・・!とうこと。
辛さが5段階中2なのに何なんだよこの辛さ。辛い物が苦手な人にはあまりお勧めしません。
とは言え私は100人いたら上位10人には入るくらいの辛い物嫌いなので、それを考慮すると実はちょっと辛いくらいなのかもしれません。
しかし辛さのおかげで麺の味が全くわかりません。ソースはそこそこおいしいので辛い物が好きな人にはアリではないでしょうか?
悔やまれるのはスパイスをいきなり全部入れてしまったこと。
辛いのが苦手な人はこのスパイスを少量から入れて、調節しながら食べることをお勧めいたします。
前向きにレビューすれば、同じ日清食品グループから発売されているAll-in-PASAT(オールインパスタ)よりも遥かに美味しい。
辛い物が苦手な私でさえ、全く辛みのないAll-in-PASAT(オールインパスタ)とどちらを食べるかと問われたらAll-in-NOODLES(オールインヌードル)です。
ALL-in NOODLES(オールインヌードル) 卵黄だれとラー油をきかせたコク旨油そばをレビュー
「ALL-in NOODLES 卵黄だれとラー油をきかせたコク旨油そば」は「ALL-in NOODLES ごま香る濃厚坦々まぜそば」と同じ2辛なので、辛い物が苦手な私としては恐怖していたわけですが、結論から言えば今まで食べた完全食の中では1,2を争うレベルで美味しかったです。
辛さもそれほど感じず、卵の味が引き締まっていて「まずい」と思うことはなく普通に食べられました。
とはいえあくまで完全食の中では美味しいと言えるレベルで「この味リピートしたい」と思うほどの味ではないです。
例えば同じ日清食品グループのカップヌードルって、夜食用に1個くらい置いておく方が多いじゃないですか?私的にはそこまでの味ではないですね。
でも完全食食べてみたいという方がいれば、この「ALL-in NOODLES 卵黄だれとラー油をきかせたコク旨油そば」をお勧めしたいと思います。
オールインヌードル、卵黄だれまぜそば食べてるけどオールインパスタより全然いいじゃん!なんで最初からこれ出さないの!!
— 喜多見 71乳 (@71titip) September 10, 2019
ALL-in NOODLES(オールインヌードル) パクチー香るトムヤムまぜそばをレビュー
最後に食べたのはこの「All-in-NOODLES パクチー香トムヤムまぜそば」です。
辛さレベルは5段階で1と、辛い物嫌いの私でも食べられそうだと思い最後まで残しておきました。
しかしそれは間違いでした。
パクチーが受け付けられない。
タイ料理のトムヤンクンに含まれているパクチーは、パクチーの味ががっつり舌に絡みつくと思いますが、この「All-in-NOODLES パクチー香トムヤムまぜそば」はあくまで風味程度。
それでもパクチーが苦手な人は「All-in-NOODLES パクチー香トムヤムまぜそば」を避けたほうが良いでしょう。
逆にトムヤンクンが好きな人は好きそうなのかな?
トムヤンクンは唐辛子などの香辛料とパクチーが馴染んでいると思われますが、まぜそばになってしまったことによりよくわからない味に仕上がっています。
ちなみに私は最後まで食べきることは出来ませんでした・・不味くてw
上司からもらったオールインヌードルのトムヤムまぜそば。
映画行く前に食べてみようと食べたものの、気持ち悪くなる地獄。
味濃いのかな…たまたまかな…あと湯切りしたらエビが穴から気持ちよさそうにすり抜けていって笑った。 pic.twitter.com/QUOU6A0fdw
— maejima haruka (@maejimaeji) September 6, 2019
完全食All-in NOODLES(オールインヌードル)の調理時間と賞味期限
All-in-NOODLES(オールインヌードル)をカップ麺で購入すると、調理時間は湯を沸かす時間約3分+待ち時間6分=9分程度
麺のみで購入する場合お湯がカップ麺の時よりも大量に必要となりますので、湯を沸かす時間6分+茹で時間4分+調理時間(具材を別途調理する時間)=10分+αということになります。
カップ麺を作るよりは少し時間がかかりますね。
また2019年9月上旬に届いたAll-in-NOODLES(オールインヌードル)ですが、賞味期限は2019年12月26日となっていました。手元に届いてからは約4か月ですね。
公式HPによると製造後半年の賞味期限があるとのことですが、流通途中で数カ月経過すると手元に届いてからの賞味期限はそれほど無いのかもしれません。
完全食All-in NOODLES(オールインヌードル)の栄養
All-in NOODLES(オールインヌードル)は1食に全ての栄養素を含んでいると謳っていますので、果たしてそれが本当なのかを検証していきます。
All-in-NOODLES(オールインヌードル)は確かに全ての栄養素を満たしている
下の図は成人日本人が1食に摂取することを、厚生労働省が推奨している(日本人の食事摂取基準より)各栄養素を1とした時、All-in NOODLES(オールインヌードル)1食分にどの程度の栄養素が含有されているかを視覚的に表した図です。
ご覧のように厚生労働省が推奨する栄養素をほとんど全て含有していることがわかります(ビオチンだけは僅かに下回っています)。
またグラフから抜いているのですがビタミンEが厚生労働省の推奨量の約102倍含有されています。しかし厚生労働省が公表しているビタミンEの1日耐容上限量には達していませんので、安心していただいて大丈夫です。
ただAll-in NOODLES(オールインヌードル)は麺のみだと315kcalと、3食全てAll-in NOODLES(オールインヌードル)だけで済ませようとしてもカロリーが圧倒的に不足します。
ダイエット中の方はそれで良しなのかもしれませんが、All-in NOODLES(オールインヌードル)だけで生きていくことはできません。
All-in-NOODLES(オールインヌードル)の三大栄養素|糖質控えめタンパク多め
厚生労働省は三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)それぞれから摂取すべきカロリーの摂取割合の目安を公表しています。そこでAll-in-NOODLES(オールインヌードル)が厚生労働省の目安に適合しているかを検証してみました。
次のグラフは運動量が平均的な男性(2640kcalを摂取)と女性(1953kcal)が1日の食事を全てAll-in-NOODLES(オールインヌードル)から摂取した場合、何gの三大栄養素を摂取しているか、そしてそれは厚生労働省が定める摂取量に適合しているのかを調べたグラフです。
All-in-NOODLES(オールインヌードル)はそもそもカロリーが低い食べ物ですので、三大栄養素がそれのみでは不足してしまうのは当たり前です。
しかしそれでも表を見ればAll-in-NOODLES(オールインヌードル)にはタンパク質が豊富に含まれている一方、糖質が少ないことがわかりますね。
糖質制限ダイエットや何らかの事情で糖質を制限されている方にはふさわしい食事であると言えます。
完全食All-in NOODLES(オールインヌードル)の評判
個人的にはソースの種類によって有り無しが分かれると思われるこの完全食All-in-NOODLES(オールインヌードル)ですが、SNSでの評判はどうなのでしょうか?
完全食All-in-NOODLES(オールインヌードル)割とアリ派の評判
「まずくない」だけで合格。「美味しい」までいけば拍手。オールインヌードルは完全に拍手ものです
— 喜多見 71乳 (@71titip) September 11, 2019
オールインヌードル時間を金で買っているわりにコスパがいいのでリピ決定だな…
— 銀子🌵え42/運命を導くアクセスコード (@shol07) September 11, 2019
オールインヌードル、全種食べたので感想。麺は基本的にはパスタと同じで、特別中華麺風とかではない。ただ味や食感は少しレベルアップしてる気がする。パスタと違って箸ですすって食べてOKっぽい点が便利。味はどれも濃い目で割りと美味しい。具が少なくて寂しいので自分で何か足すと良いと思う。
— のーみん 丁 (@noumin_T) September 9, 2019
完全食All-in-NOODLES(オールインヌードル)無し派の評判
オールインヌードル、味を求めたらいかんやつでした。
— 「特蝶」1巻 発売中 (@icori_a) September 9, 2019
オールインヌードルを続けざまに食べると、既存の冷凍食品の麺がいかに神々の麺であったか解らされてしまいます
— ヴィー☆ (@arch_vistiel) September 5, 2019
完全食All-in-NOODLES(オールインヌードル)のSNSでの評判を見た私の感想
SNS上での意見はとても良く分かります。
完全食を食べたことない人にとっては「あまり美味しくない」という意見になってしまうのは仕方のないことだと思います。
日清のカップ麺と言えば「カップヌードル」を真っ先に思いだしますし、カップヌードルレベルの味には遠く及ばないからです。
しかし他の完全食を体験した人にとってAll-in-NOODLES(オールインヌードル)はかなり美味しい食事のはずです。
なぜなら他の完全食でもっと酷い味があるからw
全ての完全食の味を比較した記事を別途作成していますので、美味しい完全食をお探しの方は参照いただければ幸いです⇒全ての完全食の味・値段・栄養を比較
完全食All-in NOODLES(オールインヌードル)の値段
オールインヌードルはソースの付いたカップ製品が600円+税、麺のみの場合は400円+税となっています。
要はソース代が200円+税ということですね。
日清食品グループの公式HPから購入すると送料が別途必ずかかりますが、LOHACOで購入すれば3300円以上の注文は送料無料となるためお得です。
完全食All-in NOODLES(オールインヌードル)のまとめ
最後に、All-in NOODLES(オールインヌードル)の総括をして記事を〆たいと思います。
一食あたりの値段 | 調理時間 | 味 | 栄養 | |
All-in NOODLES (オールインヌードル) |
600円+税 (ソース付き) |
9分~ | ソースに 大きく 依存する |
各種栄養素は十分摂取できる。 糖質は少な目でタンパク質は多め。 カロリー不足になるため単体のみでは生きて行けない。 |
個人的に強調したいのは味がAll-in PASTAと比較して大幅に改善したこと。
特に卵黄だれとラー油をきかせたコク旨油そばは完全食の中では随一と言えるでしょう。
一方でパクチー香トムヤムまぜそばは途中で捨ててしまいましたが・・。今のところ味はベースブレッドと競うくらいの美味しさです。
記事⇒【レビュー】完全食BASE BREAD(ベースブレッド)は買いなのか?
完全食All-in NOODLES(オールインヌードル)はコンビニやアマゾンで買えるの?
2020年2月現在、All-in-NOODLES(オールインヌードル)を購入できるのは日清食品グループの公式HPまたはLOHACOのみとなっています。
コンビニでの取り扱いがあれば、サラリーマン層の需要はかなりあると思いますので今後の展開に期待しましょう。
完全食に超低コスト・低カロリー・高栄養を求めるなら
同じ完全食で低コスト・低カロリー・高栄養を求められる方、つまりは健康的にダイエットをされたい方やとりあえず栄養だけ急速補給できれば良いという方には、バランサー(BALANCER)
をお勧めします。
1日(1食ではなく)あたり155~173円で必要な栄養素はほぼ摂取できる商品になっており、
味は市販のバナナジュース程度には美味しいです。
詳細は別途記事にしていますので読んでいただければ幸いです⇒完全食バランサー(BALANCER)の栄養や1食あたりの値段・味をレビュー
また全ての完全食の味・値段・カロリーや栄養素を徹底的に比較したページを作成しました。
併せてご覧いただければ幸いです。