この記事では完全食の1つであるBALANCER(バランサー)を紹介します。
厳密には完全食とは言えないBALANCER(バランサー)ですが、その利便性と栄養は完全食を凌ぐものがあります。
どのような点が完全食と異なるのか、そのメリットは何かを調べました。
Contents
完全食とバランサー
今回は株式会社IDEAから発売されている完全食「BALANCER(バランサー)」をレビューします。
厳密にいえばこのBALANCER(バランサー)は完全食ではないのですが(理由は後述します)、完全食に近い感覚で必要な栄養素を補給することができます。
完全食を摂取する利点は次の2つの点です
- 人間に必要な栄養素の摂取
- 食事にかける時間の短縮
「BALANCER(バランサー)」はこの完全食のメリット2点において優れたパフォーマンスを示します。
1日に1回パウダーを水または牛乳に溶かして飲むだけで、人間に必要な栄養素が摂取できるからです。
加えて、同様の商品である完全食COMPや完全食Huelは水に溶けにくく、ダマになりやすいという欠点がありますが、このBALANCER(バランサー)は液体に溶けやすく、完全食の中では食事の準備にかかる時間が極めて短いという利点を持っています。
完全食バランサーを購入した
それでは実際にBALANCER(バランサー)を購入してみましたのでレビューします。
公式HPでBALANCER(バランサー)をポチって2日後、商品が届きました。
中身はいたってシンプル。
左の袋の中にBALANCER(バランサー)が入っています。右側は会社の商品紹介の冊子です。
袋の中に専用の軽量スプーンが入っています。
2杯(17g)が1日分になります。
撮影用に重さを測定しながらカップにBALANCER(バランサー)を投入しました。0.1gはみ出てますがw
これに水または牛乳を200cc入れて混ぜれば完成です。
先に水または牛乳を少量入れてからバランサーを入れたほうが溶けやすくなるのでお勧めです。
上が水とバランサー、下が牛乳とBALANCER(バランサー)なのですが、正直画像だけでは全く差がわかりませんねw
完全食バランサーの味と調理時間
バランサーは公式で水または牛乳で溶かして飲むことを推奨しており、今回両方を試しましたので味をレビューします。
水で溶かしたBALANCER(バランサー)はまずまず美味しかったです。
他の完全食との比較になりますが、味付けがそれほど濃くないため誰にでも飲みやすい味になっています。
他の完全食はかき混ぜてもダマになりやすいのですが、BALANCER(バランサー)は20秒ほどかき混ぜればすんなり溶けます。
加えるべき水が200mlと少ないのも利点。例えば完全食Huelの場合は500mlの水を加える必要があります。
次にBALANCER(バランサー)を牛乳で溶かして飲んだ感想です。
正直水で溶かしたBALANCER(バランサー)より5割増しくらいで美味しかったです。てかバナナジュースですね。
よく自動販売機で売っている紙パックのバナナジュースと同じくらい・・は言い過ぎかも知れませんが、アリですね。
しかし味は人によって感じ方が違いますので、SNSでの意見も紹介しておきます。
なにっー!?
一杯で一日の栄養がバランスよく取れるだってww
今までいろんな種類のサプリメント買ってたけど、これでほぼ全てが補完されるのか。。
しかも、、牛乳で割ったら普通のバナナシェイクやんけーーww#バランサー#IDEA#健康#普通に美味い pic.twitter.com/3nAGeNkRWT— JUN (@R15Jun) August 5, 2019
メイバランスのバナナ味買って飲んでみたらほんとに不味くて、あんなに小さいのに飲むのに苦戦した💧
バランサーっていう牛乳が水に溶かして飲むやつこれもバナナ味
これは美味しく飲めた‼️
一杯で1日分の栄養が取れるらしい— ⓣⓞⓜⓞ 🍀 (@tomo_cidp) July 22, 2019
個人的には完全食にしては美味しいと思うバランサーですが、逆の意見もあります。
バランサーはミックスベリー味の方が飲みやすい気がする
— ミドリちゃんマジ天使 (@Amano_Midori) December 2, 2019
完全食BALANCER(バランサー)の栄養素とカロリー
完全食が食事の代替としての役割を果たすのに対し、BALANCER(バランサー)は通常の食事にプラスして摂取することにより現代人に不足している栄養素をバランス良く補うことを目的として製造された製品です。
この点、具体的に言えば必要なカロリーをあまり摂取できないという点においてBALANCER(バランサー)は完全食とは少し異なる商品になります。
果たしてBALANCER(バランサー)はどの程度の栄養を補給できるのかを具体的に見ていきます。
バランサーの栄養素
我々が健康的に生きていくのに必要な栄養素は厚生労働省が日本人の食事摂取基準を5年ごとに公表しており、その基準にBALANCER(バランサー)は適しているのかを検証しました。
次のグラフは厚生労働省が定める1日分の各栄養素の推奨摂取量を1としたときに、完全食BALANCER(バランサー)が推奨量のどの程度をカバーしているかを示したチャートです。
BALANCER(バランサー)を水で溶かした場合のチャートは次のようになります。
ほぼ厚生労働省が定める栄養素をカバーできていることがわかります。
しかしカルシウムが不足しているのがわかりますね。
カルシウム不足をカバーするため、BALANCER(バランサー)を牛乳に溶かすとあら不思議。
ほぼすべての栄養素をカバーできるのがわかります。
バランサーから摂取できない栄養素
しかし実はBALANCER(バランサー)から全ての栄養素が補給できるわけではなく、敢えて抜かれている栄養素があります。
公式HPのQ&Aに次のような質疑が掲載されています。
Q2.バランサーで1日分の推奨量を摂取できない栄養素はありますか?はい、ございます。普段の食事で摂りすぎが懸念されている栄養素「糖質、脂質、塩分」や、逆に食事から摂取しやすい栄養素はあえて少なくしています。
調べたところBALANCER(バランサー)には厚生労働省の日本人の食事摂取基準を満たしていない栄養素が4種類あります。それは次のとおりです。
ビオチン
ビオチンは「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書によれば、推定平均必要量を設定するに足る実験データはなく、日本人の1日平均のビオチン平均摂取量は45.1μgとされるため、目安として50μg/日が設定されています。
つまり通常の食事を摂取していればビオチンは不足しません。
ビタミンK
また同じく「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書によると、ビタミンK欠乏症が明確に認められるのは血液凝固の遅延ですが、健康な人でビタミンK欠乏による血液凝固遅延が認められるのは稀であり、ビタミンKの栄養は通常の食事からほぼ充足していると考えられています。
リン
リンは日本人の食事摂取基準報告書によると食事摂取基準(1日に摂取すべき量)は男性1000mg/日、女性800mg/日。「平成29年国民健康・栄養調査」の結果によると日本人のリン摂取量は成人男性963mg/日、成人女性は843mg/日であり、通常は不足しない栄養素となっています。
また加工食品に含まれるリンは表示義務がないため、それらがどの程度リン摂取に寄与しているか不明となっています。
カリウム
「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書によるとカリウムは多くの食品に含まれており、通常の食生活で不足になることはなく、推定平均必要量、推奨量を設定するための科学的根拠はありません。
このようにそれぞれ通常の生活上では不足することがない栄養素をバランサーは配合していません。
完全食バランサーのカロリーと三大栄養素
次にBALANCER(バランサー)のカロリーと三大栄養素について分析します。
通常程度の運動量の成人男性・女性が1日に必要なカロリーと、BALANCER(バランサー)から摂取できるカロリーは次の通りです。
運動量が通常程度の成人男性 | 2640kcal |
運動量が通常程度の成人女性 | 1953kcal |
バランサーを水に溶かした時 | 55.3kcal |
バランサーを200ccの牛乳に溶かした時 | 193.3kcal |
炭水化物・脂質・タンパク質の三大栄養素は、必要カロリーに応じて何割程度を各栄養素から摂取するべきかが厚生労働省から目標量として定められています。
運動量が通常程度の成人男性・女性が摂取すべき三大栄養素の量と、バランサーに含まれる三大栄養素の量を表にしました。
炭水化物(糖質) | 脂質 | タンパク質 | |
厚生労働省 目標量(男性) | 330-429g | 58.6-88g | 99-132g |
厚生労働省 目標量(女性) | 244.1-317.3g | 43.4-65.1g | 73.23-97.65g |
バランサーを水に溶かした時 | 0.3g | 0.7g | 10.2g |
バランサーを200ccの牛乳に溶かした時 | 10.2g | 8.5g | 17g |
BALANCER(バランサー)自体カロリーがほとんどありませんので、水に溶かした場合は三大栄養素もほとんど摂取できません。
ただタンパク質が多めで糖質は少なく設計されていますので、糖質を気にされる方には嬉しい商品と言えます。
カロリーが無いというのは人によりメリットにもデメリットにもなり得るかと思いますがダイエットを目的とされている方にはオススメできる商品であると言えます。
完全食バランサーを注文した感想
私の場合は完全食COMPを会社の昼食として利用しており、なおかつダイエットを目的とはしていないのでBALANCER(バランサー)は朝や会社が休みに日に摂取しています。
ご飯が面倒な時にはこれさえ飲んでおけば1日分の栄養素は確保できるという安心感は大きいです。
特筆すべきはコストで(後述)、この価格で手軽さと栄養を享受できるのはありがたい話です。
予想以上に飲みやすかったです。
お腹の持ちがもっと良くなると、食事の置き換えとかに利用する人も出てくるかもしれない。#バランサー pic.twitter.com/SlSLsiCvtm— Kazuki Ohba / 大場一輝 (@kazukiohba) September 8, 2018
昨日ロールパン1個しか食べてない
バランサー飲んで栄養補給したのでセーフ— 低浮上のひらっちP (@hirakunxxx) July 28, 2019
完全栄養食の現状でコストを考えると、準完全栄養食的なバランサーが良さそうやね。ホームページが胡散臭くて嫌いだけど、イオンでも取り扱ってるのは安心感あるし、Amazonで注文できるのは便利。
— ろぼろぼ (@robo3495) March 15, 2019
完全食BALANCER(バランサー)の値段
最後に気になる完全食BALANCER(バランサー)の値段を計算して記事を〆たいと思います。
BALANCER(バランサー)の1日分の値段を計算
完全食BALANCER(バランサー)は1袋170g、3袋単位(510g)の販売で税込み5,184円です。
1食(1日)あたり17gのBALANCER(バランサー)を摂取しますので、1袋10日分の計算ですね。
3袋=30日分で5,184円となり、BALANCER(バランサー)1日あたりの値段は172.8円(税込)になります。
BALANCER(バランサー)のこの値段は完全食としては破格です。
完全食は3食で1日分の栄養素を全て満たすように設計されているのですが、BALANCER(バランサー)の場合は1日1回で必要となる栄養素を満たします。
他の完全食と比較するために1日172.8円を3食分で割ると、1食あたりの値段は57.6円となります。これをグラフで示すと次のようになります。
他の完全食と比べるとBALANCER(バランサー)の栄養面でのコスパは極めて良いことがわかります。
忙しい朝や外に出るのが面倒な休日など、とりあえずBALANCER(バランサー)があれば栄養面は急速にチャージできるという時短メリットも併せると、家にこの商品があって助かったと思える機会は多くなるでしょう。
バランサーを最安値で購入するには
BALANCER(バランサー)を最安値で購入するには、公式HPから定期購入を選択することです。
定期購入を行えば30日分4,666円(税込)となり1日あたり155.5円(税込)まで購入費用を節約することが可能です。
定期購入の場合送料無料で専用のカップも付いており、初回に定期購入後すぐ解約すれば定期購入する必要もありませんのでそちらの方が得になります。
コメント失礼します。昨年の秋に買って、1ヶ月ぶりに飲もうと袋を開けたのですが、赤い粉がところどころ混じってて、不安になってます。
この製品にもともと赤い粉が入っていたか教えていただけるとありがたいです。
さとう様
コメントありがとうございます。
手元にある商品がバナナ味しかなかったのですが、よーーーく見るとわずかに赤い粉が確認できました。
特に今まで気にしたことがなかったのですがおそらく初期状態で入っているのだと思います。
個人的には大丈夫だと思いますが、商品の品質に関してはメーカーにお問い合わせいただくのが確実ですのでご了承ください。