【食べてはいけない？】ダノンヨーグルト・ダノンビオのカロリー・糖質や効果を検証

この記事では外資系法人の商品であるダノンヨーグルト・ダノンビオについてカロリーや糖質、そして摂取するとどのような効果が得られるのかを記事にしています。

ダノンビオ・ダノンヨーグルトを食べるべき人

まず最初にダノンヨーグルト・ダノンビオを購入すべき人をあげます。

• ダノンヨーグルトは骨の弱い方・カルシウム不足を解消したい人におすすめ
• ダノンビオは腹部膨満感など消化器症状のある人におすすめ

なぜ上記の方が対象となるのか、またその効果はどの程度であるのかを検証していきます。

ダノンビオ・ダノンヨーグルトの生みの親、ダノンジャパン株式会社とは？

ダノンジャパン株式会社は、フランスで1919年に設立されたダノンの日本法人であり、ダノンビオやダノンヨーグルトはダノンジャパン株式会社が製造販売しています。

ダノンジャパンはダノンヨーグルト以外にも、ミネラルウォーターの「エビアン」などを製造販売しています。

ダノンは売上高220憶ユーロ、日本円に換算すると２兆円を超える売り上げを誇り、ヨーグルトの売り上げとしては世界一の大企業です。

ダノンジャパンが設立されたのは1980年ですので、日本ではまだ販売の歴史が浅い会社と言えるでしょう。

ダノンヨーグルトの種類とカロリー、糖質をまとめた

ではまず2019年12月現在で販売されているダノンヨーグルトの一覧を見てみましょう。

ダノンヨーグルトは全て1カップ75ｇで、価格はオープン価格です。

ダノンヨーグルトにはビタミンDが豊富に含まれています。

厚生労働省の日本人の食事摂取基準2015によると、18歳から29歳の成人男女のビタミンD目安摂取量は5.0μgとなっており、ダノンヨーグルトを1個摂取することにより1日目安摂取量の60％がカバーできることとなります。

同様にカルシウムの推奨摂取量は男性800mg・女性650mgとなっており、ダノンヨーグルトを摂取すると1カップで推奨摂取量の約1割程度のカルシウムが補えることになります。

ダノンヨーグルトの効果は？

結論から言えばあなたがダノンヨーグルトを摂取すれば日本人に不足しがちなカルシウムを補うことができます。

ビタミンDには小腸や腎臓からのカルシウム吸収を促進させる働きがあるため、ダノンヨーグルトはカルシウム・ビタミンD不足の方から骨軟化症のリスクを減らす効果があると言えるでしょう。

ダノンヨーグルトの公式ＨＰ上でもそうしたカルシウムやビタミンＤの豊富さを売りにしています。

では日本人はどの程度カルシウムが不足しているのでしょうか？

オムロンのHPより抜粋します。

日本人に必要とされるカルシウム所要量は、成人の場合1日あたり600mgです（第6次改定・日本人の栄養所要量）。ところが「国民栄養調査」ではいつもこの数値に達せず、2002年度の場合も平均摂取量は546mgにすぎません。
とくに20代は464mg、30代は475mg、40代は503mg、50代は548mgと、働き盛りの年代で不足傾向がみられます。

オムロンＨＰより引用

ダノンヨーグルトを毎日食べればこのようなカルシウム不足を解消してくれるはずです。

一方で乳酸菌のはたらきについてダノンヨーグルトはあまりＰＲを行っていません。

通常ヨーグルトメーカーは自社HPで「弊社の菌株にこうした効果が研究結果で明らかになりましたよ！」とPRをするのですが、ダノンジャパンはそうしたPR活動がありませんので、ダノンヨーグルトの乳酸菌がどのような効果をもたらすのかは不明です。

ダノンビオの種類とカロリー、糖質のまとめ

ダノンビオはアメリカではダノンアクティビアとして販売されている商品です。

2019年11月現在、日本で販売されているダノンビオの一覧を見てみましょう。

ダノンビオは表記が無い限り1カップ75ｇ、価格はオープン価格です。

ダノンヨーグルトにはビタミンDが含有されていましたが、ダノンビオにはビタミンDは含有されていません。

その代わりと言うのは語弊があるかもしれませんがダノンビオに含有されている乳酸菌・ビフィズス菌には、はっきりとした効果が（アメリカで）研究発表されています。

ダノンビオの効果は？

あなたがダノンビオを食べれば腹部膨満感や腹痛・ゴロゴロ感などの消化器症状が緩和される効果を得られます。

ダノンビオが含有する菌はビフィズス菌BE80(正式名称Bifido bacterium lactis CNCM I-2494株）と4種類の乳酸菌です。

ダノンが特に強調しているのはビフィズス菌BE80の効果です。

ダノンは大学や病院と提携し次のような研究を行っています。

要はおなかの調子の悪い女性にダノンビオを毎日2個ずつ4週間食べてもらい、1週間ごとに症状を確認したわけですね。

結果は次の図のようになりました。

縦がスコアの値、横が週数です。実験開始前のスコアは０になっており、週数ごとにスコアが変動しているのがわかります。

Consumption of a Fermented Milk Product Containing Bifidobacterium lactis CNCM I-2494 in Women Complaining of Minor Digestive Symptoms: Rapid Response Which Is Independent of Dietary Fibre Intake or Physical Activity.より引用

図が少しわかりにくいのですが、2週目に腹部症状が最大0.6ポイント程度症状が改善していることがわかります。

また日本では薬機法上の制限があるため効果効能を謳えませんが、アメリカのダノンビオ公式HPでは次のように表記されています。

具体的に言えばダノンビオは「軽度の消化器系の不良やお腹が張る」などの症状がある人に適した商品であると言えます。

ストレス・薬・病気・加齢・ダイエットなどの要因、特に女性の場合は男性と比較して腹部不快感や腹部膨満感を感じる可能性が高いです。

上記研究も女性を対象にしていることから、特に女性をターゲットにした商品であると言えるでしょう。

こうした効果が得られる理由をダノンジャパンは公式HPで次のように述べています。

BE80は、ダノンビオに使用しているビフィズス菌の名称で、他のビフィズス菌に比べ生命力が強く、研究では、胃や腸などの消化管を通過しても生き続けることや、 消化物が腸管を通過する時間が短縮されるということがわかっています。この生きたビフィズス菌の働きで、腸の動きを促進します。

公式HPより引用

消化物の消化管通過時間を短縮させる効果があるようです。

ダノンビオは食べてはいけない？

ダノンに関する検索を調べていると「ダノンビオを食べてはいけない」というワードで調べておられる方が多くいらっしゃるようでしたので、調べてみました。

ダノンはかつてアメリカで「ダノンビオが免疫システムを高める」という効果を謳い販売していました。

しかしこの効果には明確な根拠いという理由により、消費者から集団訴訟され、2009年に合計4500万ドルを支払うことで和解をしています。

また「Little Known secrets about Activia yogurt（アクティバヨーグルトのほとんど知られていない事実）」というページでは、ダノンビオを食べることで膨満感や腹部不快感などの症状が表れる可能性が示唆されています。

このようなネガティブな要因により「ダノンビオを食べてはいけない」という検索があるものと推察されます。

ダノンヨーグルトやダノンビオは赤ちゃんに食べさせて良いの？

次にダノンヨーグルトやダノンビオは何歳から食べられるのかを検証しました。

ヨーグルトは離乳食としては6か月目以降に与えるのが通例です。

ダノンヨーグルトのFAQおよびダノンビオのFAQによればダノンの商品を赤ちゃんに与えるには次のような時期が適切です。

また3歳くらいまではダノンキッズシリーズが推奨されており、6～24カ月までは初めての離乳食にも使える「ベビーダノン」が

１～3歳まではカルシウムを豊富に含んだ「プチダノン」が用意されています。

ダノンヨーグルトやダノンビオはどこで売っているの？

最後にダノンヨーグルトとダノンビオをどこで手に入れられるかを解説します。

ダノン公式HPによれば両者ともスーパーやコンビニで販売しているとのことですが、私の住む地域ではあまり売っているのを見かけません（特にコンビニ）。

楽天やアマゾンでも販売しているので手軽さを求める方はネット購入をおすすめいたします。