この記事では株式会社マージェリックから販売されている完全栄養食「もがな完全食レトルトカレー」の味・値段・栄養・腹持ち・カロリーなどについて完全レビューを行っています。
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もがな完全食レトルトカレーとは?
完全栄養食がブームになって久しいです。
完全栄養食=完全食とは「それのみを食べ続けることで生命活動を維持できる単一の食品」と定義しても良いかと思います。
簡単に言えば「それだけ食べてても生きていくのに必要な栄養が全て摂取できる食べ物」と言えるかと思います。
さてその完全栄養食になんと「レトルトカレー」が登場していたのでレビューをしてみました。
「もがな完全食レトルトカレー」が発売されていることを知ったのは最近の話なのですが、発売日は2018年12月。
もう1年以上前に発売されていたなんて完全食ブログを書いているのに、知りませんでした笑
完全食COMPやHUELのように粉の商品に端を発し、パン製品であるベースブレッド、麺製品のオールインヌードルなどさまざまな形態の完全食が登場していますが、とうとうカレーが登場するなんてちょっとワクワクです。
もがな完全食レトルトカレーを購入したので開封
では早速「もがな完全食レトルトカレー」をレビューしていきます。
外装は極めてシンプル。
裏面に栄養素の表示がありますが、栄養については後でじっくり解説します。
開封すると中にレトルトパウチが1袋。どこまでもシンプルな作りになっています。
裏面の作り方を見ると作り方は次の2種類
- 熱湯の中に入れ5分間沸騰させる
- 容器に移し替えてラップをかけて1分30秒~2分間温める
後者の方が早いので今回は容器に移し替えてレンジで温めます。
あたためること約2分。もがな完全食レトルトカレーをご飯の上にかければ完成です!
レトルトカレーですがきちんと具(肉)も入っています。
もがな完全食レトルトカレーの味は?
皆さん一番気になるのは「もがな完全食レトルトカレー」の味ではないでしょうか?
完全食は基本的に美味しくない、いや、言葉を濁さずに言えば「不味い」商品がとても多いです。
詳細は全ての完全食を比較した記事をご覧いただければと思うのですが、食べきれずに途中で捨ててしまった商品も非常に多いです。
そんな味に関しては妥協が必要な完全食であることを考えると「もがな完全食レトルトカレー」は非常に美味しい部類に入ります。
美味しいと言えば語弊があるかもしれませんが、100均で販売されているレトルトカレー並の味が確保されています。
「なーんだ100均程度か」と思われるかも知れませんが、完全食で100均程度に美味しい味を確保できている完全食は少ないんですよ。
ほら完食できましたし笑
ちなみに辛さはパッケージにも書いてありますが中辛で、肉は6粒くらい入っていました。
もがな完全食レトルトカレーの調理時間
完全食を評価するにあたって重要な要素の1つに時間があります。
例えば私が昼食として平日は毎日食べている「完全食COMP」の場合、粉を水に溶かして飲むだけですので調理開始から食事完了まで5分もかかりません。
完全食で時短を行い、その空いた時間を休息や自己研磨に充てようとする人にとっては、調理完了から完食までの時間は非常に大切な要素なのです。
もがな完全食レトルトカレーはレトルトパウチとご飯を温める必要があり、準備に4分程度、またカレーライスを短時間で完食するのは難しく食事時間に5分程度はかかります。
合算すると準備から食事完了まで9分程度の時間が必要となります。
また完全食にはカップ麺タイプの商品(オールインパスタなど)があり、そうした商品はお湯を注げば準備完了となり、食べ終えた後も容器を捨てれば終わりです。
ご飯とルーを用意する必要のある「もがな完全食レトルトカレー」は、そうした他の完全食と比較すると少し手間に感じます。
もがな完全食レトルトカレーの栄養は?
完全食で最も肝心なのは栄養ですね。
完全食と言うからには生命を維持するために必要な栄養を全て賄っているはず。
そこで「もがな完全食レトルトカレー」のカロリー・栄養素・三大栄養素をそれぞれ深掘りしていきます。
もがな完全食レトルトカレーのカロリーは?
まず「もがな完全食レトルトカレー」のカロリーは1袋あたり304kcalですが、カレーはお米とセットでなければ食べることはできません。
パッケージ裏面には「お米150g(252kcal)以上と一緒にお召し上がりください」と記載されていますが、お米150gのカロリーは252kcalです。
ですので「もがな完全食レトルトカレー」1食分の摂取するカロリーは合計556kcalになります。
厚生労働省によると運動量が通常程度の男女が1食に必要なカロリーは次の通りです。
運動量が普通程度の成人男性が1食に必要なカロリー | 879.7kcal |
運動量が普通程度の成人女性が1食に必要なカロリー | 651.5kcal |
カロリーに関して言えば「もがな完全食レトルトカレー」はやや少なめであると言えますが、ダイエットを目的にされている方にとっては適切なカロリーであると言えます。
「カロリーをもっと摂取したいんだ」という方はお米の量を多めにすれば1食に必要なカロリーを摂取できますので適宜調整してください。
もがな完全食レトルトカレーの栄養は?
次に「もがな完全食レトルトカレー」の栄養について解説します。
厚生労働省が公表している日本人の食事摂取基準2015に従い、1食に摂取が推奨される各栄養素を1(青線)としたとき、もがな完全食レトルトカレー1食分が各栄養素をどれだけ満たしているかをオレンジの線で示しています。
非常に奇麗に各栄養素を満たせていることがわかります。
なおグラフが歪になるためビタミンC・ビタミンB12・ヨウ素は抜いています。
3つの栄養素は順に推奨摂取量の9.1倍・12.75倍・22.8倍を摂取することになりますが、同じく厚生労働省が定める1日の上限に達していませんので、1日3食「もがな完全食レトルトカレー」を食べても問題ありません。
もがな完全食レトルトカレーの三大栄養素は?
三大栄養素とはタンパク質・炭水化物・糖質のことですが、この3つの栄養素は厚生労働省により1日に推奨される量の上限と下限とが公表されています。
まず「もがな完全食レトルトカレー」1食分に含まれる三大栄養素は次のとおりです。
タンパク質 | 20.8g |
炭水化物 | 27.6g |
脂質 | 19.8g |
次にお米一杯(150g)に含まれる三大栄養素は次のとおりです。
タンパク質 | 3.8g |
炭水化物 | 55.7g |
脂質 | 0.5g |
もがな完全食レトルトカレーとお米のを合算させると次のようになります。
タンパク質 | 24.6g |
炭水化物 | 83.3g |
脂質 | 20.3g |
この三大栄養素の数値を厚生労働省が推奨する数値と比較します。
次のグラフは運動量が平均的な男性(2640kcalを摂取)と女性(1953kcal)が1日の食事を全て「もがな完全食レトルトカレー」にした場合に得られる三大栄養素の量と、厚生労働省が公表している三大栄養素の上限・下限との比較したものです。
女性の場合は概ね三大栄養素を満たしていますが、男性は糖質とタンパク質が不足しているのがわかります。
カロリーが低めの商品ですので三大栄養素が不足するのは当たり前の話なんですけどね。
もがな完全食レトルトカレーの値段
最後に「もがな完全食レトルトカレー」の値段を紹介します。
もがな完全食レトルトカレーの値段はいたってシンプル。
1食500円(送料込み)で、楽天で販売されています。
もがな完全食レトルトカレーのコスパ
以上でもがな完全食レトルトカレーの解説を終わります。
まず特筆すべきなのは味が完全食の中ではかなり優れているということですね。
そして1食500円という価格設定も実は完全食の中では安い方であると言えます。
ただ毎食カレーライスは食べられないこと、食事時間と準備時間がやや長めなのが減点要素であると言えます。
以上のことを踏まえると私が考える「もがな完全食レトルトカレー」をおすすめできる方は次のようになります。
- 完全食を継続して食べているけど「今食べてる完全食が飽きてしまった」時
- 平日に仕事で疲れてご飯を作る気にならない時
- 休日の昼食を作るのが面倒な時
- 健康的なカレーが食べたいとき
一般の料理と比較すると圧倒的に短い時間で調理は完了しますので、自宅で何もする気がないけどお腹が空いたときなどに「もがな完全食レトルトカレー」を食べると良いでしょう。
完全食に超低コスト・低カロリー・高栄養を求めるなら
同じ完全食で低コスト・低カロリー・高栄養を求められる方、つまりは健康的にダイエットをされたい方やとりあえず栄養だけ急速補給できれば良いという方には、バランサー(BALANCER)
をお勧めします。
1日(1食ではなく)あたり155~173円で必要な栄養素はほぼ摂取できる商品になっており、
味は市販のバナナジュース程度には美味しいです。
詳細は別途記事にしていますので読んでいただければ幸いです⇒完全食バランサー(BALANCER)の栄養や1食あたりの値段・味をレビュー
また全ての完全食の味・値段・カロリーや栄養素を徹底的に比較したページを作成しました。
併せてご覧いただければ幸いです。