ヘルシオのホットクックを購入して1年以上が経過しました。
結論から言えばホットクックは神様のような家電でもはやホットクックがいない生活は考えられなくなってしまったのですが、その理由を記事にしました。
この記事は次のような疑問をお持ちの方のために書かれています。
- ホットクックって何が便利なのかわからない
- ホットクックで出来た料理って美味しいの?
- ホットクックって使うの難しいんじゃないの?
- ホットクック使わなくても、鍋使えば良いじゃない
ホットクックは決して安い買い物ではありませんので、購入に二の足を踏むのは無理のない話です。
しかしこの記事を読めば次のような気持ちになれます。
- ホットクックは素晴らしい家電
- ホットクック無しの生活なんて考えられない
- ホットクック買う理由ができたわ
この記事の8割くらいは「ホットクックが便利なんだ」ということをお伝えしたい気持ちで、残り2割はホットクックへの愛で成り立っています。
記事の構成としてはホットクックのメリットとデメリットをそれぞれ挙げ、ホットクックのレビューと購入者からどのような評判のある家電なのかを解説していきます。
ホットクックのメリット
まずはホットクックのメリットをレビューしていきます。
前述のとおり私はホットクックを神のような家電だと崇めているので、ホットクックのメリットに関してかなり熱量が入ってしまうことをご容赦いただきたいです。
ホットクックのメリットは使ってみればわかる!超時短
ホットクックがそもそも何をするための調理器具なのかがイマイチ良くわかっていない人のために、ホットクックを実際に使う様子を見てもらうことにします。
今回ホットクックで料理するのは皆さんご存じのカレーです。
ガスコンロやIHコンロでカレーを作る場合と、ホットクックでカレーを作る場合で何が違うのでしょうか?
まずコンロと鍋でカレーを作る場合は次のような工程でカレーが料理されていきます。
- 鍋にサラダ油を熱する
- 具材を一口大に切る
- 具材を炒める
- 水を加えて沸騰したらあくを取り、弱火~中火で煮込む
- いったん火を止め、ルウを割り入れ、再び弱火でとろみがつくまで煮込む
よくあるカレーの作り方、というかバーモンドカレーの裏側に書かれていたカレーの作り方をそのまま書いてみました。
次にヘルシオホットクックでカレーを作るとどうなるのでしょうか?見ていきましょう。
- 具材を一口大に切る
- 具材・水・カレーのルーをホットクックの内鍋に入れる
- ホットクックのボタンを押す
以上で終わりです。
おわかりいただけましたか?ホットクックはコンロと鍋を使う料理より圧倒的に簡単に料理を作ることができるのです。
何故ホットクックはこんなに簡単にカレーを作ることができたのでしょうか?
鍋で作るカレーと比較してホットクックが圧倒的に簡単と言えるのは次の2つの理由があるからです。
- ホットクックはカレーの具材を炒める必要がない
- ホットクックはカレーの火加減調整が不要
カレーを作るときに具材を炒める理由は、具材の水分を飛ばすことによってカレーが水っぽくなるのを防ぐためです。
しかしホットクックは野菜などの具材に含まれる水分を利用してカレーを作るため、「炒める」という行為が不要なんですね。
またホットクックのメニューには「無水カレー」なるレシピもあり、トマトなどの水分を多く含む具材を使うことで水を入れずにカレーを作ることができるようになっています。
そしてホットクック最大の利点は「火加減調整が不要」という点です。
カレーにしても炒め物にしても、美味しい料理を作るためには火加減が非常に重要です。例えばカレーの場合はルウを溶けやすくするためにいったん途中で火を止める必要があります。
しかしホットクックなら火加減の調節は全て自動でやってくれるのです。
つまりホットクックをあなたが購入したら料理に必要な工程は2つだけ。
具材を切って、鍋に入れる。これだけです。
第一工程:カレーの材料を冷蔵庫から取り出して
カットする
第二工程:カットした具材とルーを鍋に入れてボタンを押す
完成
これだけなんですよ。
ホットクックのHPにも書いてあります。
「材料と調味料を入れるだけ」のホットくクッキングと。
ホットクック=温かい(ホット)料理(クック)であると同時に、放っておく(ホットク)料理(クック)でもあるわけです。
「そうは言ってもこんなに簡単に作れるのはきっとカレーだけなんでしょ?」
と疑いの眼差しを向けられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし心配はご無用です。
ホットクックには131~155種類(機種によって数に差はあります)ものメニューが用意されています。
私は1年以上ホットクックで料理をしてきましたが、フライパンなどで調理する必要のある料理は0でした(下味をつける必要がある料理はいくつかありました)。
ホットクックは時短を目的とした自動調理家電ですので、メニューブックに掲載されている100を超えるレシピは全て手間がかからないように厳選されているのです。
加えてこのカレー具材が全く煮崩れしていません。
私が鍋でカレーを作る場合ジャガイモがボロボロに崩れる場合が多いのですが、ホットクックが火加減を適切に管理してくれるおかげでそうした心配はなく味ももちろん私が作ったカレーより遥かに美味しいです。
ホットクックはメニューが豊富なのもメリット
カレーライスが手間なく作れることは上記のとおりなのですが、カレー以外にどのような料理をホットクックは提供してくれるのでしょうか?
ホットクックで作ることができる料理は大きく分けて7種類あります。
- 煮物
- カレーやシチュー
- スープ
- 蒸し物
- 麺類
- 発酵・低温調理
- お菓子・パン
豚の角煮やぶり大根などの「煮物」(写真は豚の角煮)
ビーフカレーやボルシチなどの「カレーやシチュー」(写真はカレー)
野菜スープやトムヤンクンなどの「スープ」(写真は野菜スープ)
無水でアスパラガスやブロッコリーを茹でることができる「ゆでもの」
茶碗蒸しや中華まんができる「蒸し物」(写真はソーセージ)
スープパスタやちゃんぽんができる「めん類」(写真は煮込みうどん)
塩こうじやヨーグルトなどの「発酵・低温調理」
スポンジケーキや小麦パンなどの「お菓子・パン」
これらの料理はほんの一例です。
「ほかにどんな料理ができるの?」と興味を持たれた方は、ホットクック付属のメニューブックを見ていただくのが一番だと思います。
2019年最新モデルのメニューブックへのリンクを貼り付けておきます。
全てのメニューが見られますので参考になるはずです。
何よりもホットクックの料理は栄養満点で美味しいというメリットがある
ホットクックで料理を作ると時短になるだけでなく、同時に健康的で美味しい料理を作ることができます。
無水カレーのくだりで書きましたが、ホットクックは通常の料理より少ない水分量で料理を作ることができますし、究極的に「無水カレー」など水なしで料理を作ることができます。
そしてホットクックの無水料理はすごく健康的です。
通常の鍋で茹でたり煮込んだ野菜と比較すると、ホットクックで無水調理された野菜は栄養素が凝縮されています(下の図参照)。
シャープHPより引用
またヘルシオの内蓋には「旨みドリップ加工」が施されています。
シャープHPより引用
内鍋に付着した蒸気が再び食材に戻ることにより、食材本来のうま味が引き出される・・らしいのですが蒸気が戻ると料理が美味しくなる原理は理解できませんでしたw
しかし実際ホットクックで作った料理が美味しいのは間違いありません。
我が家では特に無水料理のグリーンカレーがヘビーローテーションされています。
大阪の梅田にチェディルアンという、毎週土日の昼は行列ができているタイ料理屋があるのですが(2020年2月現在食べログ3.6)、そこのグリーンカレーより美味しいですw
ちょっと言い過ぎじゃないの?
と思われるかもしれませんが全然言いすぎじゃないです。
ホットクックで作ったグリーンカレーは美味しいお店のグリーンカレーと比較して全く遜色ないです。
もちろんグリーンカレーに限らず豚の角煮や野菜スープなど、ホットクックで作った料理は今のところ全て美味しいです。
ホットクックの自動かき混ぜは時短&美味しさを生み出す
ホットクックには「まぜわざユニット」とう付属品があります。
まぜわざユニットの存在は次の3つの利点があります。
- 調理中に料理を人力で混ぜる必要が無い→時短
- 料理がおいしく仕上がる
- 作れる料理の数が多くなる
作りは少しチープに見えるかもしれませんが「まぜわざユニット」をホットクック本体にセットすると料理を自動でかき混ぜてくれるという、今までありそうで無かった素晴らしい機能がホットクックには搭載されています。
画像のように左右に装備された棒状の突起物が適切なタイミングで料理をかき混ぜてくれるわけです。
ただ全ての料理にまぜわざユニットが使われるわけではなく必要な料理、例えばグリーンカレーには「まぜわざユニット」の取り付けが必須となっています。
コンロと鍋でカレーを作ろうとすると焦げがつかないよう適宜かき混ぜる必要がありますが、ホットクックを使えばそれを自動でやってくれるわけです。
まぜわざユニットの存在は「ボタンを押したら調理完了」という夢の自動調理家電ホットクックにはなくてはならない存在ですが、まぜわざユニットは単に時短のためだけに存在しているわけではありません。
次の図のように、まぜわざユニットは調理した料理の美味しさを確保してくれる道具でもあるのです。
シャープHPより引用
電気圧力鍋はまぜわざユニットがありませんので、場所によって食材の味付けにバラツキが出てしまうわけです。
しかしホットクックは具材の味付けを均一にしてくれるため、「まぜわざユニット」のない自動調理家電と比較するとメリットがあると言えます。
またシャープ公式Twitterによるとまぜわざユニットの存在はレシピ数の増加にも繋がっています。
違いは、自動でかきまぜる機能があるので、作れるレシピが格段に多い(煮込みだけでなく炒めも)という点です。
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) June 26, 2019
ホットクックの予約機能は会社員にとって大きなメリット
ホットクックのメリットの一つに予約機能があります。
簡単に言えば炊飯器と予約機能と同じことができる機能ですね。。
ご飯が炊ける時間を予約することができるように、ホットクックでも料理が出来上がる時間を最大14時間先まで予約することができるのです。
例えばカレーも朝に具材を鍋に放り込み、帰宅時間の夜20時に出来上がるようにセットして仕事へ出かけることが可能です。
いやいやカレー放置してたら腐るでしょ?w
と思われるかも知れませんしそれは当然の疑問です。
しかしホットクックは次のような仕組みによりカレーなどの料理を腐ることなく調理しておくことが可能なのです。
シャープHPより引用
ホットクックの予約機能は、料理が腐敗しやすい温度を避けること14時間先の完了時間を予約することがるというなんとも凄い機能なわけです。
ただ食材によっては予約ができない料理があり、ざっと見た限りではクックブックに掲載されているメニューの3割程度の料理は予約不可となっています。
ちなみに12時間先まで予約した場合、電気代は通常の調理より+10円程度かかるようです。
できたてのおかずが食べたいという方にとって10円程度は些細な問題と言えるでしょう。
ホットクックとスマホと連動すると効率的な家事ができる
ホットクックは無線LANやWiFiと接続できる機能があります。
ホットクックを無線LANと接続することで、ホットクックが我々に料理の提案をしてくれるなどのおしゃべり機能が使えたり、スマホとホットクックを連動させ効率的な家事ができるようになります。
特にお伝えしておきたいのが後者のスマホとの連動機能です(料理の提案機能はうるさいから切ってますw)。
スマホと連動することでできるようになるのは次のようなことです。
- スマホでレシピが検索できる
- 外出先でスマホを見ながら買い物ができる
- スマホからホットクックへメニューを送信→ボタン一つで調理開始
- スマホでホットクックの予約時間の変更ができる
シャープの自動調理家電、ホットクックやヘルシオにはスマホ専用アプリ「COCORO KITCHEN」が用意されています。
アプリと連動することにより、スマホで家庭にあるヘルシオ・ホットクックに対応したレシピを検索することが可能になります。
例えばスーパーでレシピを見ながら食材を購入したり、仕事帰りの電車の中で作る料理を決めたりすることができるのです。
またスマホのレシピ下部にはホットクック本体へメニューを送信するボタンがあり、送信が完了するとボタン一つで調理が開始されます。
この機能を利用すればわざわざホットクック本体でメニューを検索して決定する手間が省けます。
さらに便利なのはホットクックの調理完了予約時間をスマホで変更することができる点です。
先ほどホットクックは調理予約機能があると言いましたが、例えば調理完了予約時間より帰宅時間が1時間遅れる場合はスマホから調理完了時間を変更することが可能になります。
このようにホットクックとスマホを連動させればあなたのホットクック生活はより素晴らしいものになります。
※無線LAN接続機能は搭載されていない機種がありますので事前に確認をしておいたほうが良いでしょう。別途ホットクックの機種を徹底比較した記事を書いていますので参照してください。
関連記事⇒ホットクックの機種を機能別に比較
ホットクックのデメリットを思いつくだ9個あげてみた
神家電であるホットクックですが、デメリットや「もっとこうだったら良かったのに」と思う点はありますので、解説していきます。
ホットクックは大きいので置き場所がないというデメリット
ホットクックのラインナップは容量によって規格が3種類あり、それぞれ1.0L・1.6L・2.4Lとなっています。
1.6Lや2.4Lと聞くと1.5Lのペットボトルに毛が生えた程度かと思われるかも知れませんが、実際にホットクックをキッチンに置くと次のようになります。
左に見えるのは5合炊きの炊飯器です。炊飯器よりも一回り大きいのがホットクックですね。横幅は85cmある背面収納の半分近くをホットクックが占めています。
しかもこのホットクックは1.6Lタイプと、小さいほうのホットクックなのです。
五合炊きの炊飯器の容量は約3L程度ですが、ホットクックは容量1.6Lと炊飯器の半分なのにこの大きさですw
機種にもよりますがホットクックの大きさは概ね次のようになっています。
- 2.4Lタイプのホットクックで幅400mm × 奥行300mm × 高さ240mm
- 1.6Lタイプのホットクックで幅360mm × 奥行280mm × 高さ230mm
特にホットクックは取っ手部分が想像以上に幅があります。購入前にはキッチンにスペースを確保することがとても重要になってきます。
ホットクックの置き場所を確保するためには、上へスペースを伸ばすのも手段の一つです。
2019年に発売されたホットクックの最新モデル(KN-WH24E)は重量が6.5kgです。耐荷重が6.5kg以上のレンジラックなどを購入しホットクックを置くと良いでしょう。
ホットクックは高いので簡単に手がでないというデメリット
ホットクックは高いです。
安くても1.6Lタイプで3.5万円、2.4Lタイプで4.5万円程度はする家電です。
何とか安く購入する方法は無いものか?と誰しも思うもの・・
ホットクックを安く購入する方法はあります
ホットクックに限らず家電には価格変動があり、時期によってはとても安く買える時期があります。
例として2018年に発売されたホットクックKN-HW16Dの価格推移を見てみましょう。
発売当初は65,000円程度であったホットクックKN-HW16Dですが、2019年5月に価格が底値を打ち再び上昇しています。
2019年5月に一体何が起こったのでしょうか?
実は2019年7月にはホットクックの新製品が発売になっているため、型落ちとなる2018年発売の機種は価格が崩れているんですね。
つまり新機種が発売される前は古い型番の価格が崩れやすいためお買い得となるのです。
逆にテレビなどでホットクックが取り上げられると需要が増えて価格は上昇してしまいます。
ホットクックは毎年新商品が発売される商品ですので、新商品発売の2か月くらい前から価格のチェックをしておくことをお勧めします。
当然ですが新機種は発売直後が最も値段が高くなります。本当に値段に見合う新機能が付いていれば良いですが、型落ち商品を購入したほうが賢い選択であることは良くあります。
機種による機能差は別途記事を書いていますので参照いただければ幸いです。
関連記事⇒ホットクック8機種を徹底比較した
ホットクックは洗う部品が多いので手間がかかるというデメリット
高度な機能を持った家電は手入れしなければならない部品が非常に多く、ホットクックも例外ではありません。
1日の料理が完了した後に手入れする必要がある(洗う必要がある)ホットクックの部品は画像のとおりです。
これらの部品は全て食洗機で洗うことが可能ですが、やはりこれだけ部品があれば面倒です。
ホットクックの手入れを省くために考えられるのは次の方法です。
共働きや・子供がまだ小さいご家庭であれば、土日の間にまとめて料理を作り冷凍庫へ保管、平日は保管した料理を解凍しながらやりくりしている方も多いのではないでしょうか?
私も平日に料理は一切しません。
何故ならば平日に料理をする気力なんて1ミリも残っていないからですねw
土日にホットクックをフル稼働させることにより、ホットクックの部品を洗う手間も少なくなる(平日に洗う必要がなくなる)のでお得です。
また食洗機がないご家庭では内鍋と一緒に(内蓋をのぞく)部品をホットクックで洗浄する方法もあるので次に紹介します。
ホットクックの内鍋はこびり付きやすい
ホットクックの内鍋は具材(特に肉)がこびりつきやすいです。
内鍋はテフロン加工されているわけではないため、長時間高温下にある肉と内鍋はくっついてしまいます。
それにも関わらずホットクックの内鍋は繊細なようで、説明書を読むと次のように書かれています。
- 硬い物に当てたり、落としたりしない
- 硬いスポンジ、金属たわしを使って洗わない
- 食洗機使用不可
こびり付いた具材を金属たわしで奇麗にしたい、そんな思いは捨てないといけません。
そんなデメリットを見越してか、ホットクックにはこびりついたおごれを落とす方法があるのです。
それは内鍋に水と重曹を入れホットクックの「お手入れ」モードで洗浄する方法です。
(なお私は内鍋の中にホットクックの付属品も入れていますが説明書はそんなこと書いていませんので自己責任でお願いします)
お手入れを開始すると内鍋が加熱され内鍋と付属部品の汚れが取れやすくなっています。終了後数時間放置して柔らかいスポンジでこすれば汚れはとれます。
数時間放置が非常に辛いところですが私の場合は夜に重曹を入れて放置、翌日にスポンジで洗うようにしています。
ホットクック内蓋のにおい移りが気になる
内蓋が臭い。
ホットクックで調理を完了して、内蓋をスポンジで洗っても、食洗器で洗っても臭い。
臭い。臭い。臭い。
ホットクックを購入された方なら誰しもが通る道です。
そして説明書にも「内蓋は軽く拭く」としか記載がありません(激怒)。
正直ホットクック内蓋の匂いはあきらめて放置しても良いです笑が、きれい好きの方にとって内蓋の匂いは気になるはず。そんなあなたが頼るのは結局重曹です。
フライパンに内蓋を入れ一晩重曹につけておけば匂いはとれています。
もし消臭を急ぐ場合は水を入れたフライパンごと煮れば、より早く匂いは取ることができます。
一度に大量の料理を作ることがホットクックは苦手
ホットクックの公式HPによれば、ホットクックの容量と対応する人数は次のようになっています。
- 2.4Lタイプ⇒2~6人分
- 1.6Lタイプ⇒2~4人分
こんなの全然足りないです。
もちろん毎日ホットクックを使い、その日に食べる分だけの量を毎回ホットクックで作るご家庭は上記の分量で足ります。
でも私はズボラです。
ホットクックで一度に多くの料理を作り、冷凍庫へストックしておくという戦略をとろうとすると1.6Lタイプでは足りなくなるのです。
ですので私と同じような使い方、つまり大量生産をしたい方は2.4Lのホットクックを購入してください。
ちなみに料理の保管は無印の保存容器がベストです。
容器の量を5種類から選べますし、何よりも蓋を開けずにレンジで温めることが可能な神アイテムです。
ホットクックは圧力鍋ではないため圧力鍋と比較すると時間がかかる
よく勘違いされるのですが、ホットクックは圧力鍋ではありません。
ちなみに私はホットクックを圧力鍋だと思って購入しました。
ですので圧力鍋のメリットである「調理時間が短縮される」という効果はありません。
もちろん具材を切って鍋に放り込んでおけばあとはホットクックが自動で調理してくれるため、調理中あなたはフリーな時間を得ることができます。
ただ圧力鍋とは異なり材料を放り込んだあとの煮込み時間などが短縮されることはないのです。
具体的に言えばホットクックで豚の角煮を料理する場合、調理時間は合計2時間程度かかります(ホットクックでカレーは20分程度でできます。角煮は特に時間がかかる料理の代表としてあげています)。
一方圧力鍋の場合豚の角煮の調理時間は1時間程度ですので、料理が出来上がるまでの時間に関してホットクックは圧力鍋には勝てません。
ただコンロを使う圧力鍋は調理時間に合わせて火を止める必要がありますが、ホットクックは調理が完了後放置しても適温で保温してくれるため調理完了時間を気にする必要がない、という点でホットクックに利があります。
ホットクックは機種によってはアレンジがしにくい
ホットクックは自動調理を行う際、蓋は閉めっぱなしです。
蓋を閉めることで水分が逃げないため無水調理ができるというメリットがある一方、水分が逃げないことがデメリットとなることもあります。
それは炒め物を自動調理する時です。
炒めものは水分を飛ばすことによりうま味が増しますが、ホットクックは蓋を閉めたまま自動調理するために水分を閉じ込めてしまいます。
ホットクックのレシピ本にも炒め物はありますが、水分を閉じ込めてしまうという理由により炒め物のジャンルは少し苦手かなという印象があります。
炒め物に代表されるように、蓋を閉じるという特性のためホットクックでできる料理は自由度が低いと言えます。
しかしそのようなデメリットも一部機種により、改善が見られています。
2018年発売のホットクック(KN-HW16D)から「好みの設定加熱」「煮詰め」機能が機種によって利用できるようになったのです。
「好みの設定加熱」では火力・時間・混ぜ方を任意の値に設定でき、「煮詰め」では出来上がった料理に追加で加熱ができるようになりました(水分を飛ばすことができるようになった)。
自由度が増したことによりホットクックはオリジナルの料理を作れるようになっています。
シャープは公式HPで「メニュー集にない料理を作るコツ」というページを開設していますので気になる方は御覧になってください。
「好みの設定加熱」「煮詰め」が搭載された機種を確認されたい方はホットクック徹底比較の記事を参照お願いします。
ホットクックは美味しい料理が出来上がるので食べすぎて太る
ホットクック最後のデメリットは「太る」ことですね。
ホットクックは美味しい料理を提供してくれますので、ついつい食べ過ぎてしまいます笑
食べすぎには十分注意してください。
ホットクック我が家での活用法
最後に我が家ではどのようにホットクックを利用しているのかを紹介します。
基本的に我が家では土日以外でホットクックを稼働することはありません。
なぜならば一度に大量に作り置きし、平時は作り置きした料理を食べているからです。
でもそれでは冷凍庫が一杯になってしまいますので、保存専用の小型冷凍庫を購入してそこに入れています。
中をあけるとこんな感じです。
保管容器は無印の保存容器。
なぜなら蓋を開ける事なく加熱が可能で、レンジで加熱さえすればそのままおかずとしてお皿に盛ることなく使えてしまうからですね。
皆さんもぜひホットクックで超時短かつ超おいしい料理を楽しんでいただきたいです。
⇒ホットクックの全機種を徹底比較した記事も併せて読んでいただけるとさらにホットクックのことがおわかりいただけるかと思います。