今回はヘルシオの機能の一つ「まかせて調理」について記事にしています。
ヘルシオを購入したもののレンジ機能しか利用していないという方や「まかせて調理」の使い方がわからない、という方も多いのではないでしょうか?
今回は「まかせて調理」の説明を分かりやすくしていますのでご覧ください。
Contents
ヘルシオの「まかせて調理」でできることとその凄さ
このページを見られたかはヘルシオを購入した、もしくは購入予定の方だと思うのですが本当に良い選択をされています。
何せヘルシオを購入すればフライパンや鍋を使用する時間が0になり、(私の場合は)自分で作るより美味しく料理が出来てしまうからです。
この記事は次のような方を対象としています。
- ヘルシオの「まかせて調理」で何ができるかを知りたい
- ヘルシオの「まかせて調理」を使いこなせてない
この記事を読んでいただければヘルシオの「まかせて調理って凄い!私も使わなきゃ」と思っていただけるかと思います。
ヘルシオの「まかせて調理」で食材の調理時間が0になる
そんなヘルシオの「まかせて調理」で出来ることは次の4つです
- 網焼き・揚げる
- 焼く
- 炒める
- 蒸す・茹でる
これを聞くと最初に「は?」と思われるでしょう。
揚げ物は油を熱して、材料に小麦粉と片栗粉やら卵やらパン粉やらつけて、よい感じに仕上がるまで目を離しちゃいけないのにそんなことできるわけないでしょうが!
炒め物も適度に菜箸で手を加えないと、熱が均等に伝わらなくて焦げちゃうじゃない!
って。
でもヘルシオを利用すれば食材を切ったり下味を付ける以外のことはする必要がありません。
そして多くの人にとってはフライパンの上で食材を愉快に躍らせるよりも、ヘルシオに投入してボタン押す方が、料理の手間も省けて美味しい料理が食べられるという幸せな結果が訪れることになるでしょう。
※ちなみに任せて料理でできるのがこの4つの機能なだけで、あぶりなどの料理も別途可能になっています。
ヘルシオの「まかせて調理」の原理
ヘルシオは加熱水蒸気を利用、100度以上の水蒸気(気体)を食材に噴射することで、食材を激しく加熱します。
謎の技術なんですが、動画見ていただければ水蒸気でマッチに火をつけるというわけのわからないことをしているのがわかります。
ヘルシオの「まかせて調理」は冷凍食品を解凍する必要がない
この加熱水蒸気は冷えた部位の温度を高くする特性があり、赤外線センサーと温度センサーでムラを無くすことにより具材を均等に加熱します。
すなわち食材の種類や温度が異なっても複数の食材を同時に調理が可能となり、冷凍していた食品も解凍なしでヘルシオは調理してくれます。
ヘルシオの「まかせて調理」で実際に料理を作ってみた
そんな高度な機能を持ったヘルシオですが、本当に「まかせて調理」にお任せして良いのかを検証していきます。
ヘルシオのまかせて調理:「網焼き・揚げる」
ヘルシオまかせて調理の「網焼き・揚げる」機能ですが「揚げる」に関して利用できるのは主に唐揚げです(トンカツなどの揚げ物は「揚げる」ではなくグリル機能を使います)。
ヘルシオの「揚げる」の実力:唐揚げ
ヘルシオの「揚げる」の実力を調査するためにまずは鶏の唐揚げを作りました。
鶏肉を一口大に切り、唐揚げ粉をまぶして、焼くだけです。
油を使用せずに唐揚げっぽくなっているのがおわかりいただけます。
これがヘルシオまかせて調理の「揚げる」の性能です。
ヘルシオの「網焼き」の実力:「鶏の照り焼き&さつまいものあえ物」
次に「網焼き」の実力を試すために「鶏の照り焼き&さつまいものあえ物」を作りました。
この何の変哲もない安い鶏肉と野暮ったいサツマイモ。これに味付けをしてヘルシオに投入してボタンを押すだけで
見事な焼き具合のチキンステーキとさつまいもの和え物になります。
私は切って味付けをしただけ。
火加減や野菜と肉の投入時間調整、そして焼け具合のチェックは全てヘルシオがやってくれます。
ヘルシオのまかせて調理:「焼く」
ヘルシオまかせて調理の「焼く」はその名の通り、角皿に乗せた食材をヘルシオが自動で焼いてくれる機能です。
焼き料理の代表格であるハンバーグやグラタンなどをこの機能を利用すれば調理できます。
ヘルシオの「焼く」の実力:グリルサーモン焼き野菜添え
今回は検証のために、「グリルサーモン焼き野菜添え」を調理しました。
写真のように、耐熱容器に乗せた野菜とクッキングシートに乗せたサーモンを角皿の上に並べます。
そしてまかせて調理→焼くを押せば完成。
「網焼き」と同様食材ごとに焼く部位と強さをヘルシオが調整してくれるため、我々がすることは料理ができるのを待つことだけです。
ヘルシオまかせて調理:炒める
3つ目のヘルシオまかせて調理は「炒める」です。
「炒める」では「焼きそば」や「チンジャオロースー」などの代表的な炒め料理がヘルシオでも調理できます。
ヘルシオの「炒める」の実力:えびのチリソース
今回は「えびのチリソース」を作ってみました。
食材(エビときのこ)を耐熱容器に入れ、上からソースをかけてヘルシオに投入、ボタンを押します。
すると見事に炒められたエビとキノコの姿がそこに!
もちろん冷凍商品と常温や冷蔵商品などの組み合わせでも、ヘルシオが適切に炒めてくれます。
冷凍シーフードミックスと焼きそばで海鮮焼きそばなどもヘルシオの「まかせて調理」を利用すれば美味しくできあがります。
ヘルシオまかせて調理:「蒸す・茹でる」
ヘルシオ「まかせて調理」最後の機能は「蒸す・茹でる」です。
この機能を利用すればフライパンに落し蓋をすることも、鍋に水を入れて沸かすこともなく食材を美味しく蒸し・茹でることが可能になります。
鍋やフライパンで蒸し料理を作ったことが殆どない私ですが、ヘルシオの蒸し料理のおいしさには驚愕せざるを得ませんでした。
ヘルシオの「蒸す・ゆでる」の実力:豚バラ肉の蒸し物
今回は検証のために「豚バラ肉の蒸し物」を作りました。
豚バラ肉と白菜とさやえんどを網の上に載せてヘルシオに投入、ボタンを押すだけです。
見事に蒸しあがりました。
これをポン酢につけて食べると如何に美味しいかはご想像にお任せします。
ヘルシオの「まかせて調理」のメリット
ヘルシオのまかせて調理の利点は2つあります。
- 「網焼き・揚げる」・「焼く」・「炒める」・「蒸す・茹でる」の調理をする必要が無くなる
- 人(私)が作る30倍美味しい
一つ目の「網焼き・揚げる」・「焼く」・「炒める」・「蒸す・茹でる」が無くなるということは、つまりフライパンとガスコンロが要らないということです。
これは誇張表現ではなく、実際に私はヘルシオで調理をするようになってからガスコンロは使用していません。
おかげでガス代が月2,500円程度になってしまいました(夏場ですが)。
二つ目の「人(私)が作るより30倍美味しい」は、私が料理下手だということを加味しての数字ですが、ヘルシオが調理してくれた料理は本当に美味しいです。
極端な話、カボチャを薄切りにして角皿に乗せ、自動調理の「蒸す・茹でる」を選択するだけでカボチャ本来の甘味が口に広がり、調味料なしでも十分美味しいと感じられることでしょう。
ヘルシオ「まかせて調理」一歩進んだ活用方法
「まかせて調理」で一歩進んだ使い方を紹介しておきます。
それは2段目でご飯を炊く、または惣菜を温めることができるというものです。
詳しく言えば「まかせて調理」の2段目で次のことを行うことが可能です。
- 一段目でまかせて調理の「網焼き・揚げる」または「焼く」、2段目でご飯を炊く
- 一段目でまかせて調理の「網焼き・揚げる」「焼く」「炒める」、2段目で惣菜をサックリあたためる
- 一段目ででまかせて調理の「蒸す・茹でる」、2段目で惣菜をしっとりあたためる
ヘルシオの二段調理は出来ることが多岐にわたり、それゆえに使いこなすのが難しいのですが、ヘルシオの二段調理をマスターできればそれはもはやヘルシオを制したと言って過言ではないでしょう。
二段調理の詳しいやり方については別途記事を書いています⇒【ヘルシオの二段調理でできること6種類を解説|二段調理のやり方は難しい?】こちらを読めばヘルシオマスターへの道が開かれます。
ヘルシオの「まかせて調理」の便利な活用方法
こんなに便利な「まかせて調理」ですが、実際にはヘルシオのタッチパネルから「まかせて調理」を選ぶことはありません。
なぜでしょうか?
ヘルシオとスマホを連動させ、アプリから作りたい料理のデータをヘルシオへ飛ばす方が簡単だからです。
下の画像はスマホアプリのCOCORO KITCHENの送付画面です。
スマホから飛ばしヘルシオ本体で受信完了すると、ボタンを押すだけで庫内の食材を調理してくれるようになります。
この方法により結果的に「まかせて調理」をしていることになります。
まとめるとスマホと連動させると次のような流れで「まかせて調理」を利用できるようになります。
- 今日の料理をアプリを見ながら決める
- 料理の下ごしらえが完了したらヘルシオへレシピを送信
- ヘルシオが料理に合わせた「まかせて調理」をする
ネット接続不可でアプリと連動できない機種もありますが、その場合はクックブックで料理を探し、ヘルシオの画面で調理したい料理を選択する流れになります。
ヘルシオで実験:レシピにない料理も「まかせて調理」してくれるのか?
このようにレシピ本またはアプリに掲載されている料理の下ごしらえをし、アプリ経由でレシピをヘルシオに送信しています。
しかしヘルシオは「適当に具材放り込んでもヘルシオが料理してくれる」というのが売りだったような・・?
ということを思い出しました。
そんなわけで「食材を適当に放り込んでもヘルシオは料理を適切に調理してくれるのか」検証しました。
ヘルシオで焼肉の具材を「まかせて調理」で焼く
放り込んだのは焼肉の具材。
ピーマン、ニンジン、牛肉、玉ねぎをそれぞれ適当に網の上に載せます。
そして【まかせて調理】→【網焼き・揚げる】ボタンを押します。
要は焼肉ができるのかの実験ですね。待つこと10分程度、次の画像のように焼きあがりました。
ピーマンがちょっと焼けすぎた感ありますが、他の食材は適度に火が通っています。
皿に盛り付けるとこんな感じです。
焼肉のたれをつけて食べると、はい、美味しいです。
2020年発売のヘルシオから2段目でも「まかせて調理」ができるようになった
こうしたヘルシオの「まかせて調理」は、2019年発売のヘルシオでは一段目のみにしか適応がありませんでしたが、2020年発売のヘルシオから「まかせて調理」が2段目にも適用できるようになりました。
これにより、ヘルシオ2段目でも異なる温度の食材(冷凍・冷蔵・常温)を利用することができるようになっています。
しかしながら現段階でできる料理は1段目が焼き料理、2段目が蒸し温野菜のみとなっており、1・2段目両方で焼き料理を調理するようなことはまだできません。
また従来機種であっても1段目・2段目で赤外線ムーブセンサーを利用しない、つまり同じ温度の食材を利用した蒸し料理を2段目で行うことができるため、それほど従来製品と差別化が図れておらず、今後の発展に期待したいところです。
ヘルシオの「まかせて調理」の基本的な考え方
これで「まかせて調理」の解説は終わりです。
自動調理機能はなんだか難しいように思えるかも知れませんが、一度やってみるとその便利さが病みつきになると思います。
基本的な考え方として「網の上で焼きたい」料理は食材をヘルシオに入れて「網焼き・揚げる」を選ぶ、「蒸したい」料理は同じく食材を入れて「蒸す・茹でる」を選ぶ、ということですね。
もちろん食材の置き方などの細かいルールはあるのですが、基本的に食材を「〇〇したい」時に「〇〇」を自動的に行ってくれるのがヘルシオの「まかせて調理」である、ということを頭に入れておいていただければ良いと思います。
今現在ヘルシオの購入を迷われている方は機能別にヘルシオ機種を比較する記事を作成しています記事⇒⇒ヘルシオ最新機種を機能別で徹底比較ヘルシオは高級家電ですので、機種を選ぶ際にはじっくり時間をかけて選ばれることをお勧めします。