ヘルシオの解凍機能について記事を書きました。
ヘルシオの解凍機能は他の電子レンジなどに比べると有能と言えますが、何でも楽に解凍できるわけではありません。
解凍できない時の理由とその対処法や、ヘルシオはどの程度の解凍機能があるのかを解説します。
Contents
ヘルシオの解凍機能って凄いの?
この記事では次のような方を対象に記事を書いています
- ヘルシオの解凍機能はどの程度なのか知りたい
- ヘルシオの解凍が上手くできなくて困っている
- ヘルシオでうまく解凍するにはどうすれば良いのか知りたい
この記事を読んでいただければヘルシオの解凍機能がどの程度のものなのか、またヘルシオでうまく解凍するにはどうすれば良いのかがわかります。
ヘルシオに解凍機能は必要?
ヘルシオにはオーブンレンジや電子レンジ同様、解凍機能がついています。
ヘルシオには自動調理機能があり、冷凍のまま食材を投入しても適切な方法で調理してくれるため、私は解凍機能を利用することがあまりありません。
しかし例えばスーパーで食材を購入してそのまま冷凍した場合、食材はカチコチになってしまいカットすることはできません。
ヘルシオは自動調理機能があるとはいえ、食材を勝手にカットしてくれるようなハイパー便利機能はないので、下ごしらえは自分で行う必要があります。
またヘルシオを電子レンジとして使用し、普段の料理はフライパンで調理される方はヘルシオの解凍機能をフル活用するかもしれません。
いずれにせよ家庭内で冷凍保存することが当たり前となった現代では、解凍機能は料理とは切り離せなくなっています。
ヘルシオの解凍機能は電磁波と加熱水蒸気
ヘルシオは2種類の方法で冷凍商品を解凍します。
それはレンジ(電磁波)と加熱水蒸気です。
レンジによる解凍では、フラットテーブルの下側から出る電波の振動によって食品中の水分が摩擦熱を起こし、食材が加熱されます。
一方で加熱水蒸気による解凍は、気体となった100℃以上の水(つまり水蒸気)で食品を外側から加熱していきます。
加えてヘルシオには赤外線ムーブセンサー(機種によっては無いものがあり・見分け方は後述します)と温度・湿度センサー、2つのセンサーが備わっており、食材の部位と温度を感知、適切な方法で解凍を行っていきます。
ヘルシオで鶏もも肉は解凍できない?
早速ヘルシオの解凍機能を試すために鶏のもも肉を解凍することにします。
ヘルシオの説明書によると、ヘルシオで一度に解凍できる分量は100~500g。
もも肉はちょうど300g程度なので解凍するにはもってこいの食材です(結果的にもってこいの食材ではありませんでした)。
ヘルシオの解凍機能には「全解凍」と「半解凍」の二種類が存在します。
全解凍の場合その名前の通り、すぐに調理しやすい状態に解凍をしてくれます。
一方でサックリ解凍の場合は包丁でサックリ切れる程度まで解凍をしてくれます。
鶏もも肉を全解凍した場合
では早速鶏もも肉を全解凍していきます。
ヘルシオでは食材を皿の上などに乗せるのではなく、ラップの上において解凍をしていきます。
次の画像は鶏のもも肉約300gをヘルシオで全解凍した画像です。
左側が解凍前、右側が解凍後です。
ヘルシオ解凍はかたまり肉の場合強めに設定する必要があるため、強めに設定します。
そして待つこと6分14秒。解凍が完了しますが、果たしてヘルシオ解凍の実力はいかに・・?
写真では解凍されているように見えますが、包丁で切ると中は少し凍っていてシャリシャリしています。
とは言え鶏肉が切れないほどではなく、包丁が通る程度には解凍されています。
これって本当に全解凍なんでしょうか?
とう疑問は拭えませんでしたが、包丁は鶏肉に入るので多分これが全解凍なのでしょう。
鶏もも肉をサックリ解凍した場合
次にサックリ解凍した画像を見てみましょう。
画像は同じく鶏もも肉約300gをサックリ解凍したものです。
強めにしてサックリ解凍し4分37秒後が右側の画像ですが、写真じゃわかりにくいですよね。
包丁を入れてみると中身は全然解凍できておらず、包丁が通りませんでしたw
半解凍は包丁が通る程度に解凍されているはずじゃ・・?
何かがおかしいそう思い説明書を読みます。
ヘルシオはブロック肉の解凍が苦手
「ヘルシオは解凍が苦手なんだ!」と言いたいところですが、そういうわけではなさそうです。
説明書を注意深く読むと次のように書かれています
厚みは2cm以下でと書いてありますね。
つまり鶏もものブロック肉はヘルシオの解凍には不適切だったわけですね。勉強になります・・・。
仕方がないのでカットした鶏肉で再チャレンジ
厚みは2cm以下でないと解凍されにくい・・では鶏のカット肉ではどうなのか?
早速検証してみます。
解凍前の鶏カット肉ですね。霜がついていて凍っている様子が良くわかります。
これをラップを敷いたヘルシオの上に載せ解凍スタートです(全解凍してます)。
5分8秒後、解凍された鶏肉の姿が。果たして本当に全解凍できているんでしょうか?
おお!すばらしい!
中まで見事に解凍されていますね。
冷蔵庫で時間をかけて解凍した鶏肉のと何も変わりないですね。ヘルシオの解凍は神。
ヘルシオで解凍する場合は保管時に注意する
今回は説明書をきちんと読まずに分厚い鶏肉を解凍してしまったために「ヘルシオで解凍ができない」ということになってしまいましたが、説明書に従えば奇麗に解凍できることがわかりました。
説明書には「上手に解凍するための冷凍方法」という解説がきちんと書いてありますので内容をまとめてみます。
- 新鮮なものを薄く一定の厚みに整え、必ず空気を抜き、ラップなどで密封する。
- 一回分(200~300g)ずつに分ける。(厚みは2cm以内で)厚みのあるものは解凍されにくくなります。サックリ解凍は小分けの必要はりません。
重要なのは薄く・一定の厚みで冷凍保管しなければいけないという点ですね。
特に2cm以下というのがキーワードで、ブロック肉など厚さが5cm近くあるものはうまく解凍してくれないようです。
ただ一方で記事にもあったように鶏のカット肉は厚さ2cm以上ありますが十分解凍できました。
ブロック肉のような肉の塊でなければ(カット肉であれば)解凍機能は十分優れたものであると言えます。
もちろん翌日使うであろう食材は前日に冷蔵庫へ入れて解凍するのが一番良いんですけどね。
ヘルシオは赤外線ムーブセンサーが備わっていない機種もあり、その場合解凍機能が劣ります。
どの機種に赤外線ムーブセンサーがあるのかは、別途ヘルシオを機種ごと比較した記事を書いていますので参照いただければ幸いです⇒ヘルシオの全機種を徹底比較
またヘルシオで美味しい料理、というかヘルシオで作った料理はどれもだいたい美味しいのですが、その中でも私が厳選しまくった11種類の料理を紹介した記事を書きました⇒ヘルシオで作ると感動できるおすすめレシピ11選よろしければ是非読んでみてください。