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会社員 社会保険料計算と節約法

会社員・サラリーマンが4月から6月に残業代を受け取ることで、社会保険料・税金・残業代の損益(手取り)はどうなるのか考察

投稿日:2018年6月24日 更新日:

残業と社会保険料と税金

今回は、会社員が4月~6月に残業代を受け取ることがいかに意味のないことかを解説していきたいと思います。

3カ月の間に残業代を受け取ると、社会保険料と税金の両方が上がることになります。どの程度の残業を行えば、どのくらいの額が控除されていくのか、具体的な月収別にその最終的な手取り金額がいくらになるのかを考察していきます。

4月から6月に残業代を稼いでも、社会保険料で相殺されて手取り金額は減る

前回の記事では、4月から6月の残業代と月額社会保険料の関係性を見てきました。

社会保険料の算定月となる4月から6月に受け取る残業代が増えると、社会保険料もそれに伴い増えることがおわかりいただけたかと思います。

会社員・サラリーマンが4月から6月の間に残業代を貰わなければ、社会保険料を月額いくら節約できるのか?

今回は月単位で計算していた社会保険料を年単位へ変換し、所得税・住民税を加味して考察していきたいと思います。

まずは月単位の社会保険料を年単位へ変換したものが下の図になります。

一番左側に、基本となる月収を20万、30万、40万と3例あげさせていただきました。そして、

残業を行わなかった場合(基本となる月収のまま)の年間社会保険料(A)

残業を3カ月で6万円支給された場合の年間社会保険料(B)

残業を3カ月で12万円支給された場合の年間社会保険料(C)をそれぞれ示し、

その差額を青色でマーク(B-A)と(C-A)しました。

左から4行目の青色部分が、4月から6月に合計6万円の残業代が支給された場合における社会保険料の年間増加額、一番右の青色部分が、4月から6月に12万円の残業代が支給された場合における社会保険料の年間増加額です。

いかがでしょうか?

月収20万円の方は6万円残業代が支給されても、年間で34,920円も社会保険料が増えてしまっていますね。

その他のケースでも、残業した金額の半分以上は社会保険料で相殺されているのがおわかりいただけるかと思います。

なかなか酷い話だと思いませんか・・?

次に、残業代から増えた社会保険料を差し引いた額を下の図左側オレンジ部分{D-(B-A)}で示しました。つまり、その残業をすることによって手取りでいくらのお金が得られるのかという数字です。

給料20万の方が3カ月で6万円分の残業代を支払ってもらっても、社会保険料が増えるために、年間で考えると25,080円しか手取り金額が増えないという結果になっています。

3カ月で12万円残業代が支給された場合はどうでしょうか右側オレンジ部分{F-(E-A)}で示しました。

表のとおり社会保険料で打ち消され、月給20万円の方が稼いだ12万円が、50,160円の手取り金額の増加にしか繋がりません。実質的な残業代は半分以下になってしまってますね。月給42万円の人なんかは赤字になりそうなのがわかりますね。

4月から6月に残業代で稼いでも、社会保険料で相殺され、さらに税金をかけられて手取りは大幅に減る

さらに悲しいお知らせがあります。残業代が支給されると、社会保険料以外に増えるものがあるのです。

それは税金、所得税と住民税です

残業代が増えることにより増える所得税と住民税を加味した手取り額の表を作成しましたのでご覧ください。

所得税・住民税は、年収から社会保険料等を控除した額に、一定の税率を掛けた額となります。

所得税は年収や家族構成、その他の状況によって税率が変わるため、はっきりとした金額を出すことはできませんが、一般的な所得税率である10%で今回は計算いたしました。住民税は殆どの地域で所得割が10%の税率になっていますので、10%で計算しています。

例えば月収20万円で4~6月に6万円分の残業を行った人は、残業代から社会保険料を引いた20,064円に所得税住民税各10%、合計20%かかると計算し、

20,064×0.2=4,013円 が税金となります。
そして
20,064-4,013=16,051円 が手取りの金額となります。

それぞれの月収、残業代を計算してできあがった表が上の図です。

月収30万、年収500万円くらいの方で、残業代はだいたい1時間2000円くらい支給されるのではないかと思いますが、6万円の残業代を稼ぐのに30時間。30時間働いて、手取りは1万6千円程度になってしまいます。時給約500円ですね・・。

月収40万円の人に至っては、12万円分残業しても、手取り金額は1万円も残らないと言う結果になりました

4月から6月の残業代は極力貰わないようにした方が、社会保険料・税金を加味した手取り金額を考えると得

いかがでしたでしょうか。実際に計算してみると、4月から6月に受け取る残業代の意味の無さがわかっていただけたかと思います。

もちろんこの時期は決算も被る繁忙期でありますし、やむを得ない残業が発生することもあるでしょう。

しかしながら最終的な手取り金額だけに焦点を当てると、得るものはほとんどないということはおわかりいただけたでしょう。

昇進目的や将来的なビジョンを見据えて残業するなら話は別ですが、短期的な目で見ればこの期間はさっさと仕事を終わらせて、違うスキルを身につける時間や副業を行う時間に充てた方がよいと思います。

最後に気をつけていただきたいのは、4月から6月に行った残業に対して社会保険料が増加するのではなく、あくまで4~6月に受け取った残業代に対して社会保険料が増加していくという点です。

つまり、6月に行った残業が7月度以降の給与に反映されるのであれば、それは社会保険料の増加には繋がらないので安心して残業していただきたいです。

逆に3月に行った残業が4月~6月の給与に反映されるような会社にお勤めの場合、3月の段階から残業代には目を光らせておく必要があるのです。

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執筆者:たぬ

              

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