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株式投資

CFDとは?株式投資との違いを解説

投稿日:2019年2月17日 更新日:

電卓とグラフ

私の行っている投資の1つに、CFD投資があります。

CFDとは差金決済取引のことで、最大の特徴は少額資金で大きな取引ができること、つまりレバレッジをかけられる点です。

株式投資で言えば信用取引に近いものがあります。

信用取引は現物の株式を売買するのに対し、CFDはあくまで差金決済取引ですので現物が動くことはありません。

しかしながら、信用取引よりもはるかに大きいレバレッジをかけることができるため、少ない資金で大きなお金を動かすことができ、相場が大きく動くときには大きな利益を得ることができます。

ここでは、株式投資との違いを解説するとともに「CFDって何?」という質問に答えていきたいと思います。

株式投資とCFDの違いを考える前に、2種類のCFDについて

株式投資とCFDは似ていると言えば似ていますし、似ていないといえば似ていない・・w

違いが何点かありますので、解説をしていきます。

が、その前に取引所CFDと店頭CFDの違いについて知らなければなりません。

取引所CFDと店頭CFD

株式投資とCFDの違いを解説する前に、CFDについて解説をしておきます。

実はCFDと一言で言っても、取引方法の違いにより2種類のCFDがあります。

詳しくはこちらのページで書きましたが、取引所CFDと店頭CFDです。

取引所CFD(くりっく株365)とは?仕組みをわかりやすく解説

 

GMOクリック証券のCFD取引(店頭CFD)について解説

取引所CFDはその名の通り、取引所で売買がされるCFDであり扱われる銘柄は4種類のみです。

また商品の価格決定方法は、複数の金融機関が取引所に商品価格を提示、その中から投資家にとって最も有利な価格で取引を行うというルールがあります。

一方店頭CFDの場合、取り扱い銘柄はその証券会社に裁量によります。

例えばGMOクリック証券ですと、バラエティ豊な銘柄が選択できるようになっています。

また商品の価格決定方法は、その証券会社が設定した価格になります(とはいえ、他の証券会社と競争原理が働くので決して暴利価格で販売しているわけではないです)。

CFDは株式投資に比べてレバレッジが半端ない

株式投資の場合、レバレッジをかけようと思えば信用取引口座を開く必要があります。

レバレッジ率は証券会社によって異なりますが、概ね3倍です。

一方、CFDはレバレッジをかけることを前提とした商品であり、少額の資金で大きな利益を得ることに特化しています。

店頭取引であるGMOクリック証券の場合商品によってレバレッジの倍率が設定されており、倍率は次の通りです。

基本的に変動率の高い商品ほど、倍率は小さくなっています。

株価指数CFD 10倍
商品CFD 20倍
ハイレバレッジ型ETF、ETN、REIT型ETF、その他指数先物 5倍
株式CFD 5倍

また取引所CFD(くりっく株365)の場合は「レバレッジ何倍」という決められ方はしておらず、株価の変動などの要因により必要となる証拠金が数日ごとに変わります。

が、概ねくりっく株365のレバレッジは30倍であると思っていただいて差支えないです。

信用取引よりもいかにレバレッジ率が高いかということがおわかりいただけるかと思います。

CFDは株式投資に比べ商品の種類が限定されているが

株式投資の場合、取り扱える商品といえば個別銘柄を思い浮かべられると思います。

有名なところですと、任天堂やトヨタ、NTTドコモなどですね。

しかし株式投資も個別銘柄だけでなくETFを含めると原油やインデックス投資なども行うことができるので、実は幅の広い投資が可能であり、選択肢の多さという点でCFDは株式投資に劣ります。

CFDでは日本の個別銘柄は選択できませんしね

だからと言って、CFDは魅力に劣るかと言えば決してそんなことはありません。

取引所CFD(くりっく株365)の場合、銘柄は4種類だけですが世界の主要な国のインデックス投資を行うことができます。

店頭CFDは証券会社によって取り扱い商品が異なりますが、GMOクリック証券だと世界各国の株価指数、商品(原油や金)、REIT、ハイレバレッジETF、個別株では主要な米国株等の取り扱いを行っています。

株式投資の場合信用規制でレバレッジのかけられない銘柄も、CFDではそれが可能になっていることがありますので、レバレッジをかけて投資できる銘柄はCFDが長けていると言わざるを得ません。

株式投資は現物取引、CFDは差金決済

現物取引と差金決済

株式投資は実際に時価に見合った資金を投資して会社が発行している株券を購入し、会社からの配当金や株主優待・取得割合に応じた経営権などを得ることができます。

一方CFDは「Contract For Difference」の略称で、直訳するとDifference(差金)For(に対する)Contract(契約)、差金の取引をするための契約、意訳して差金決済です。

つまり、取引開始時と終了時の価格差によって決済が行われる取引です。

証拠金を証券会社に預けて現物の受け渡しをすることなく、売買価格差に相当する金銭のやりとりだけを取引します。

ですので差金決済は株式投資とは異なり現物の株式を購入するわけではなく、現物株式取得に伴う権利のすべてを得ることができません。

権利を得られない代わりに、差金決済というメリットを活かして、少ない証拠金で数倍の株式取引を行ったと同等の取引が可能になります。

信用取引とCFD

CFDはレバレッジをかけて投資するという点においては、株式投資の信用取引に近いと思われるかもしれません。

しかしながら、信用取引は証券会社に借り入れを起こして現物の株を購入する取引です。

信用取引で購入した株は、配当金や株主優待などの権利が付与されます。

CFDにはこうした権利は付与されませんので、レバレッジをかけられるという点は似ていますが、注意が必要です。

株式投資とCFDは取引の相手先が異なる

株式投資は対投資家、CFDは対証券会社・金融機関

株式投資の場合、売買を行う対象は主に証券取引所に上場されている株式であり、売買価格は投資家同士が決定することになります。

その際証券会社は何をするかというと、あくまで売買の仲介をしているに過ぎません。

一方CFDは投資家と証券会社または金融機関の間で執り行われます。

投資家同士で取引を行うのか、または投資家と証券会社・金融機関で取引を行うのかの違いがあります。

上場されている株式を投資家同士で行う場合と、投資家と証券会社・金融機関で行う場合とでは何の差がでるのでしょうか?

CFDのサービス終了リスク

株式投資でもCFDでも、証券会社がサービス終了をしてしまう可能性があります。

しかし、CFDの場合はその可能性が株式投資に比べて高いと言えます。

特に店頭CFDの場合は、実際にサービスを終了させている証券会社が多くあります。

例えば、楽天証券が2013年にCFDのサービスを終了させていますし、外資系のCMC Marketsも2012年11月23日の取引最終日をもってサービスを終了させています。

もちろんサービスが終了しても投資していたお金は、決済をすることで戻ってきます。

しかし、利益が乗っていた場合はいったん決済を行い税金を支払う必要が出てきます。

決済を行い他の証券会社のCFDに乗り換えをすればよいのですが、長期投資等でCFDを運用しており、大きな利益を得ていた場合サービス終了に合わせて利益を確定させるといったん資金が税金として手元から消えることとなり資金効率が落ちますので、資金効率の点から決済は極力行わない方が良いのです。

取引価格リスク

株式投資の場合、上場されている株式を投資家同士で売買しますので、流動性が低い株以外は競争原理が働き適正な価格で取引を行えることが多いです。

一方でCFDの場合は店頭取引の場合、証券会社の言い値になります。

現状は複数の証券会社が店頭取引を行っているため、競争原理が働き、適正な価格に落ち着いていると言えます。

しかし、取引所CFD(くりっく株365)の場合は「完全マーケットメイク方式」と言っていますが、2019年現在取引所に価格を提示しているのは2社のみであり十分な競争原理が働いているとは言えません。

取引所CFD(くりっく株365)では平成29年の11月に売りと買いの差額が大幅に開いたことがありました。

この原因としては2点あり、

  • くりっく株365の適用金利が円金利であり、米国との金利差が開いたこと
  • 金利が開いたところに、米国株の上昇で買い建て玉が集まり過ぎた

ことでした。

買い建玉が積み重なりその金利差分を金融機関が負担する⇒売買価格を高く設定することでその金利分の損失を埋めなければならない

という力が働き、売買のスプレッド差が大きく広がりました。

この経緯は東京金融取引所のHPにも掲載されおり、現在は適用金利を円金利から外貨金利に変更することによりこの価格差が埋まっていますが。

CFDと株式投資の金利・配当・優待

CFDは差金決済取引ですが、実際には証券会社や金融機関がリスク軽減のため同様の発注を行い、リスクの軽減を図っています。

その発注を行うためには資金が必要であることから、それに伴う金利負担が投資家に求められます。

その金利は取り扱われている商品によって異なりますが、基本的にはその原資となる指数が算出されている国の金利が適用されています。

また、CFDは差金決済であり現物の株のやり取りを行いませんので、取引所CFD・店頭CFD共に株主優待については受け取ることはできません。

取引所CFDの金利と配当

取引所CFDに関しては金利の支払いと配当金があります。

取引所CFDの金利については、現地通貨の金利に従います。

例えば取引所CFD(くりっく株365)の場合、日本の場合は金利が0ですので、日経225の金利も0円です。

配当金だけキッチリ入っているのがわかります。

日経225金利と配当

一方NYダウの場合は米国の金利が適用され、2018年ですと2.63%程度の金利がかかっています。

ダウ30金利と配当

米国の2019年1月現在の政策金利が2.5であることから、ほぼ近い数字になっています。

配当金に関してもきちんともらえているのがお分かりいただけるかと思います。

店頭CFDの金利

店頭CFDの場合も、株式や先物を原資とするCFDに関しては配当もきちんと貰えます(金利もかかりますが)。

店頭CFDの場合、GMOクリック証券のHPには金利については以下のような回答があります。

株式CFD取引の金利調整額の計算方法を教えてください。

回答

株式CFDの各銘柄において、取引時間終了時点で建玉を保有していた場合、金利調整額が建玉に発生します。

株式CFDの金利調整額は当社終値をもとにLIBOR(又はHIBOR)に±3%を加減し計算を行い当社が決定いたします。

※マイナス金利となる場合は、当社への支払いとなります。
※端数が発生する場合、端数は切り捨てます。

LIBORの金利から±3%・・・幅が広すぎじゃないですか!?

GMOクリック証券のHPから抜粋すると、配当などの権利調整額と金利の表は次のようになります。

CFD取引には以下の3種類の調整額があります。
発生する調整額は銘柄により異なります。

原資産 価格調整額 金利調整額 権利調整額
商品CFD 金スポット
銀スポット
白金スポット
× ×
上記以外 × ×
株価指数CFD 株価指数先物 × ×
ETF(株価指数連動型) ×
バラエティCFD ハイレバレッジ型ETF、ETN
REIT型ETF
×
その他指数先物 × ×
株式CFD 株式 ×

指数先物CFDは「価格調整額」という言葉が使われていますが、実際には権利調整額(配当利回り)から金利調整額を引いたものなので配当と金利が両方あると思っていただいて大丈夫です。

詳しくは次の記事を参照お願いします。

CFDの価格調整額の計算方法|GMOクリック証券

株式CFDの金利

問題は、GMOクリック証券が金利をどれだけ上乗せしているのかということですが、2018年のアマゾンを例に考えてみましょう。

例えばアマゾンの2018年の平均株価はおおおそ1,700ドルくらいです。

1ドル110円で換算すると、187,000円ですね。

2018年は1日23円程度の金利調整額を、アマゾンのCFD保有者から徴収していましたので、1年で8,395円の金利を徴収していたことになります。

となると、金利は8,395円÷187,000=4.49%

2018年の米国金利が2.0~2.5%と考えると、2~2.5%程度の上乗せをしていたようです。

非常に高いです。

株価指数CFDの金利

一方株価指数は価格調整額という言葉がとられていますが、先物を原資としていますので、ロールオーバーにかかるコストですね。

金利-配当利回りと考えていただいて大丈夫なのですが、ここでは私が保有している米国S500という、S&P500の先物価格を原資としたCFDを例に出します。

2018年の買いから入った場合の価格調整額は-1,893円でした。

S&P500の年間平均価格は2700円程度ですので、1ドル110円換算すると297,000円。

配当利回りが2%程度ありますので、配当は5,970円であったとします。

すると、金利は1,893円+5,970円=7,833円 徴収されていたことになります。

金利を計算すると、7,833÷297,000円=2.64%

米国金利は2.0~2.5%程度でしたので、概ね計算はあってますね。

先物を原資とするCFDは価格に既に金利が含まれており、そこからさらに証券会社が金利を上乗せすることがないため、そこまで高くはない金利です。

いくつか例をあげて説明をしましたが、銘柄によって店頭CFDの金利は大きく変わりますので取引前に確認が必要です。

株式投資の金利

株式投資は現物で行っている限り、金利はかかりません。

しかしながら、レバレッジをかけて投資を行うために信用取引という制度が設けられています。

株式取引の信用取引の金利は、証券会社によって大きく違いますが安いところで2.5%程度です。

信用取引の金利比較ランキング

CFDと株式取引の税金の違い

株式取引の場合特定口座の源泉徴収ありを選択し、自動的に税金を支払われている方がほとんどではないでしょうか?

その場合、利益に対して20%が源泉徴収されます。

CFDの場合(店頭CFDでも取引所CFDでも)、利益は雑所得で申告分離課税となります。

給与収入以外に収入がない場合利益が20万円未満であれば確定申告する必要はありませんが、20万円以上の場合は確定申告が必要となります。

税率は約20%ですので、株式投資の税率と同じです。

また、CFDの申告分離課税は株式投資などの利益・損失と合算させることはできませんので注意が必要です。

CFDと株式取引はどちらが良いのか?

どちらが良いのか、と聞かれると「CFDはハイリスクハイリターンなので、リスク取りたい人にとっては良い商品だよ」

という回答になります。

ただ記事の中にもあったように個別株のCFDは、上乗せ金利があるので長期投資には全く向いてないと思います。

短期投資で利ザヤを稼ぐ自信がある方には良い商品なのかもしれませんが、私はほとんど長期投資しか行っていないのでそれについてはわかりません。

私が行っているのはS&P500の先物価格を原資とするCFDの長期保有、つまりはS&P500をレバレッジをかけて長期投資しているわけですが、近年は米国金利が上がってきて非常につらたんです。

とは言えS&Pの利回りはここ数十年間の平均で9%くらいありますので、金利が2~3%ついてもレバレッジをかけて投資する旨味はまだまだあると思います。

株式投資でインデックス投資にレバレッジをかけようと、信用取引でレバレッジをかけられる米国インデックスETF(1557など)がないかと思ったのですが、信用規制がかかっていて出来ないんですよね。

どなかたできる証券会社をご存知の方いらっしゃれば教えていただきたいです。

また、信用取引ではなくレバレッジETFを購入するという手段も1つです。

金利の上昇を踏まえてレバレッジETFへ移行するかもしれませんので、比較検討した記事も書いてみたいと思います。

レバレッジをかけられるETFの仕組みと注意点

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執筆者:たぬ

              

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管理人の「たぬ」です。
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