真面目に効率的に0から資産を増やす方法

安全安心確実に資産を増やす方法をお伝えします

会社員 社会保険料計算と節約法

サラリーマン・会社員の厚生年金保険料の計算方法と節約方法をわかりやすく解説

投稿日:2018年6月22日 更新日:

厚生年金保険

今回は、会社員・サラリーマンを対象とした厚生年金保険料の仕組み(計算方法)とその節約方法(安くする方法)を記事にしました。

厚生年金保険料は毎月給料から天引きされる保険料のうち、最も金額が高くなります。

老後の生活を支える大切な年金保険料ですが、これからの少子高齢化社会を見据えて支給年齢の繰り上げや、支給金額の減給などが予想され、支払い損になることが予測されています。

その厚生年金保険料を少しでも安くするために、その計算方法と具体的な手法を皆様にお伝えします。

厚生年金保険の仕組みと厚生年金保険料の計算方法

前回は介護保険料の計算方法とその節約方法をお話させていただきました。その節約スキームは厚生年金保険料にも通ずるものがあります。

会社員・サラリーマン(40歳以上)のために介護保険料の金額がどのように計算されているのかとその節約方法を解説

厚生年金の仕組み

厚生年金保険は「保険」という言葉が使われていますが皆様ご存知の年金制度です。

徴収された保険料は、現在年金を受給している高齢者世代などの生活を支えています。

これからの少子高齢化社会を見据え、制度的に破たんしているだとか、年金を支払っても損をするとか色々言われておりますが、国民ならば全員加入することが義務付けられていますし、老後収入が途絶えるわけですから、内容はともかく死ぬまで一定額を受給できる制度自体はありがたいものです。

また、平成30年現在、厚生年金保険料率は18.3%で固定されています。この厚生年金保険料率を計算の中でどのように使うかは以下で説明いたします。

厚生年金保険料の計算に使用する保険料額表は全国共通

健康保険・介護保険では加入している健康保険組合ごとの標準報酬表を使用して説明しましたが、厚生年金保険は加入している保険組合とは関係なくサラリーマン・OLであれば等しく共通の厚生年金保険料額表を用います。その表がこちらになります。

厚生年金20等級

具体的に見てみましょう。

まず、4月月から6月に会社から支給された給料の平均額を計算します。この時、給料というのは手取りの金額ではなく、会社から支給された金額であり、残業代・交通費・各種手当など全て含まれます。

次に、赤枠で囲った個所を見てください。4月から6月の平均給料が仮に31万円~33万円未満だった時、あなたの標準報酬の等級は「20」となり、標準報酬は320,000になります。そして、この「標準報酬」に税率の18.3%を掛けたもの、つまり58,560円。これがあなたの厚生年金保険料になります。

厚生年金保険料は会社が半分支払っているので、2で割る計算が必要

「58,560円!?高すぎる!」と思われた方は鋭いです。

厚生年金保険料は、会社側と個人で折半されているため、自己負担額は赤枠右端の29,280円です。(計算方法としては、標準報酬×定率9.15%(18.3÷2)、つまり今回の場合だと32万円×0.0915となります)

会社が支払っている厚生年金保険料は給与明細には記載されていないため、あまり知られていませんが、実は厚生年金保険料として天引きされている額の2倍が厚生年金保険料として徴収されているのです。高いですよね。

しかし会社が半分負担してくれていることにより、将来貰える年金の金額も増加しますので、その点サラリーマン・OLの年金制度は個人事業主と比べて充実していると言えます。

ボーナスを貰った時の厚生年金保険料の計算

毎月給料から天引きされている、厚生年金保険料の計算方法はおわかりいただけたかと思います。

会社員・サラリーマンの場合、月給以外にも収入がありますよね?

そう、ボーナスです。

ボーナスには厚生年金保険料はかからないのでしょうか・・?

残念ながらそんなに甘くはないんですね。

ボーナスを貰った時の厚生年金保険料は、支給額の1,000円未満を切り捨てた額に、厚生年金保険料率をかけた額になります。

厚生年金保険料率は18.3%ですので、これを会社と折半します。18.3÷2=9.15%ですね。

厚生年金保険料を節約(安く)する方法

厚生年金保険料は、等級を適用するのに使用する報酬月額に幅がある(上記例だと31~33万円)ため、「報酬月額が31万でも32万9999円でも厚生年金保険料は同じ」という歪んだ制度になっています。

この歪んだ制度を利用して、厚生年金保険料を節約できる方法があります。

簡単に言えば、4月から6月分の給料を減らしてしまえば良いのです。自分で調節できる給料と言えば残業代ですね。4月から6月に受け取る残業代を減らしてみましょう。

先ほどの計算例で示した等級20の人が、等級21へ上がってしまった場合、毎月給与から天引きされる金額は31,110円-29,280円=1,830円多くなります。そしてこれが12カ月続くわけですから、1年間で、1,830×12=21,960円 の増額になります。

1時間多く残業をしてしまったがために等級が上がり、21,960円も多く厚生年金保険料を徴収される。こんなことにならないように調整をかける必要があるのです。

厚生年金保険料を節約(安く)する、具体的方法

ただ漫然と残業代を減らせと言われても、どこまで減らせばよいのかわからないと思われますので、具体的な方法を3ステップで説明いたします。

  • 3月の給料を貰った段階(またはその前の段階)で、このままだとどの等級に該当するか予測する
  • 4月から6月の残業代は、何月何日から何月何日までに残業した分が含まれるのかを確認する(給料の〆日が20日〆なのか末〆なのか、何か月前の残業代が当月支払いになるのか会社によって異なります)
  • 何時間残業すれば等級が上がるかを表を見て確認し、残業時間上限を決める。それ以上は残業しない、または申告しない。

のような手順を私は行っております。昇給が4月にある方は、昇給分も計算しましょう。

手間がかかる思われるかもしれませんが費やす時間は30分もないはずです。

1等級あがるだけで2万円以上保険料が変わるわけですから、ぜひとも実践していただきたいです。

厚生年金保険料を節約(安く)すると、他の社会保険料にも好影響がある

これで、健康保険・介護保険・厚生年金保険 3つの保険料の計算方法がおわかりいただけたかと思います。

厚生年金保険料を節約することは、結果的に4月から6月の給与をベースに計算されている健康保険料・介護保険料を節約することにもつながります。

次回の記事では、今まで説明をしてきた健康保険料・介護保険料・国民年金保険料3つの社会保険料を月収別・残業代別に、どの程度節約できるのかを計算してみたいと思います。

会社員・サラリーマンが4月から6月の間に残業代を貰わなければ、社会保険料を月額いくら節約できるのか?

-会社員 社会保険料計算と節約法
-, , ,

執筆者:たぬ

              

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

会社員・サラリーマン(40歳以上)のために介護保険料の金額がどのように計算されているのかとその節約方法を解説

今回は40歳以上の方が対象となりますが、介護保険料の計算方法とその節約方法(安くする方法)を書いていきます。 介護保険料は、健康保険料と同じ仕組みで計算されますので両者は同じ理屈で節約をすることが可能 …

年収と社会保険料

サラリーマン・会社員用 年収別社会保険料の目安(早見表)

今回は社会保険料の概算額をサラリーマンの年収別に資産し、早見表を作成しました。 社会保険料は4~6月の給料に応じて決定されるため、年収で一律いくらという決め方はできません。 しかしながら、概算であれば …

残業と社会保険料と税金

会社員・サラリーマンが4月から6月に残業代を受け取ることで、社会保険料・税金・残業代の損益(手取り)はどうなるのか考察

今回は、会社員が4月~6月に残業代を受け取ることがいかに意味のないことかを解説していきたいと思います。 3カ月の間に残業代を受け取ると、社会保険料と税金の両方が上がることになります。どの程度の残業を行 …

社会保険料節約

会社員・サラリーマンが4月から6月の間に残業代を貰わなければ、社会保険料を月額いくら節約できるのか?

会社員の社会保険料は社会保険料・介護保険料・厚生年金保険料・雇用保険料がありますが、雇用保険料を除く3つの保険料はやり方次第で節約をすることが可能です。 今回の記事では残業代を削ることにより、年間でど …

健康保険料の計算と節約

サラリーマン・会社員の健康保険料がどのように計算されているか、その節約方法をわかりやすく解説

今回は、会社員が毎月給料から天引きされている健康保険料の金額がどのよに計算されているのか、そしてその節約方法(安くする方法)を記事にしました。 健康保険制度は相互扶助を目的としており、給料に応じた保険 …